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幻想的!氷の中に花が咲く!

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夏はやっぱりかき氷!特に好きなのは宇治金時。
好みが渋いライターゆっきぃです。

見て楽しむ氷の彫刻を作っている所があるとのことで、
涼を求めて(?)浜松市中区にある『氷工房にはし』へ行って参りました。(今回は食べません。)

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▲氷工房にはしへ到着

氷彫刻って初めて聞いたんだけど、一体どんな作品なんだろう。
どんな風に作られているんだ?

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▲奥様の二橋照美さん、代表 二橋一幸さん

さっそく氷工房にはしの中へ。奥さんの照美さんと二人三脚で作品を作っている一幸さん。
2人の後ろには数々の氷彫刻の作品の写真が飾られています。
結婚式で使うキャンドルサービスのタワーや、イベント事で使われたレーシングカーの形の作品の写真など、
驚きの作品の数々!

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▲透き通ってる!

一般的な氷屋さんで作られる食用の氷は、-13℃で2日間かけて作るのに対し、
氷工房にはしで使用している氷は、-7℃で5日間かけて作られる純氷と呼ばれる氷です。
純氷は、「透明感のある、硬くて溶けにくい氷」です。
氷は0℃に近い温度で作れば作るほど、綺麗に出来上がるそうです。

純氷は氷の中で最高級の品質。
「バーテンダーさんが使う氷で、この氷でお酒を飲んだら最高だよ~!」と一幸さん。
でもご本人はお酒に弱いそうです。(照美さん情報)

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▲どうやって使うんだろう・・・?

いろいろな大きさ、種類の工具が並んでいます。
ノコギリ、ノミ、氷彫刻用の電気ドリル。削ったり穴を開けたりするって事かな?と勝手に想像。

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冷凍庫の中へ!ひやぁー冷たっ!

冷凍庫の中の温度は-5℃。これ以上低い温度で固めてしまうと、氷が割れやすくなってしまうのだそうです。
ちなみに氷の塊は、約130×130×260㎜(縦×横×高さ)で、1貫(かん)と数えるそうです。
1貫は3.75㎏です。
氷にも数え方があったなんて知らなかったな~。

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▲ 氷の壁が!

冷凍庫から氷の塊を運び出し、ここで登場したのがチェーンソーです。
チェーンソーって木を切ったりするだけじゃなかったんですね!
メジャーの先端で氷をちょこっと削るように目印を付けてから、一気にカットしていきます。
氷の粒子が飛んできてとってもひんやり~。

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照美さん!まさか!

かき氷が食べられるのかと思いきや・・・違いました。
食べたらとっても美味しい氷なのだそうですが、
フワフワに削った氷は「雪(ゆき)」と呼ばれ、作品に使います。

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▲食紅を使います。

青色3色、緑色2色を照美さんが作っています。
「思い通りの色を作るのがなかなか難しいんですよ。」とのこと。

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ブルーハワイ・・・ではありません。

「フローラルアイスの注文をもらっているから今から作るよ~!」と一幸さん。
フローラルアイス?氷の花って意味だけど・・・いったいどういうものなんだろう。

花の香りまで感じてもらえるような彫刻にしたい。
という想いを込め、一幸さんがフローラルアイスと名づけました。

「違う種類の青色を3色使って作って欲しい。」とのお客さんからのオーダー。
雪の上に色を垂らしながら、先程作った青色の色味の調節をしていきます。

▲華麗なドリルさばきをご覧ください。(上動画)

なんの迷いもなく1枚1枚花びらを彫っていく一幸さん。
あっという間に完成。口を開けたまま見入ってしまいました。
「チョコレートと一緒で一度形が変わってしまったらダメなんだよ。だから氷が緩むまえに彫る!」
これがポイントです。

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▲氷の花が咲きました。

色づけ前の花です。氷の中にあるなんて、不思議!
本物の花を、氷の中に閉じ込めてあるみたいにとってもリアル。
ハチが間違えて蜜を吸いにきちゃうかも!?

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▲花に色を付けていきます

色の広がり方を予想しながら、すばやく、そして慎重に作業します。
花びらの付け根にはグリーンを入れて、出来上がった時に花の中心部分にうっすらとグリーンが見えるようにするそうです。

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横から見ても美しい

ドリルを入れた穴の部分にかき氷・・・いや、雪をギュッギュッと詰めていきます。
雪をこんもりする位に盛ります。

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勢いよく・・・

「ちょっと離れててね~。」と一幸さん。
左手を大きく振り上げ、こんもり盛った雪をめがけて振り下ろします。
「パンッ!パンッ!パンッ!」といい音が作業場に響き渡り氷の粒がキラキラと飛んできます。
雪を、ドリルを入れた穴の中に詰める作業です。

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3輪の花が咲きました

3輪とも花びらの形が違います。
見ているだけでもひんやり涼しいですね。

プレゼントされたら絶対うれしいな~。
贈る人も相手の驚く顔を見るのが楽しみで仕方ないだろうな。
作品は溶けて形が変わってしまわないうちに冷凍庫へ運びます。

「出来上がった時の達成感と、見てくれた人の感想をもらって技術を向上させています。」と一幸さん。

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あっ!家康くんだ

今まで作った作品の構図を見せてもらいました。
戦隊モノのヒーローや、アニメのキャラクター、すべて一幸さんが描いています。

作品は、飾ってから1~2時間後に完成するように削り具合を調節しながら逆算して作ります。

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一幸さんとピース!

作業場に大きな機材を発見。なんと音楽を聴く為のオーディオでした。
「いつも作業中に演歌や懐かしのアニメソングとかを聴いているんですよ。ふふふ」と
一幸さんのお茶目な一面を照美さんが教えてくれた。

「長生きするから、お嫁に行く時にはよろしくね。」と一幸さん。
そんなに長い間お待たせしないように頑張ります。



※この記事は2013年8月に公開しました

『氷工房にはし』
所在地 静岡県浜松市中区布橋1-16-10

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TEL    053-471-2888
URL   http://koori284.web.fc2.com/index.html

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