みなさん、こんにちは。
8月21日は、県民の日ってご存知ですか?
1876年の8月21日に「静岡県」と「浜松県」が合併して、現在の静岡県が誕生しました。
2013年、静岡県は137歳を迎えます。1876年の8月21日に
県内各地で開催される行事やイベントなどのお得な情報がいっぱいの県民の日のパンフレットを眺めていると
吉田町に戦国時代の城を再現した展望台があることを知り、ライターすずは『展望台小山城』に行っていきました。
永禄11(1568)年、武田信玄はこの地に砦を築き、遠江をおさえる拠点とします。
その後、元亀2(1571)年に城郭を備えたのを機に、「小山城」と名付けられました。
この地をめぐり、徳川家康との激しい戦いが、何度も繰り返されましたが、敗北を悟った武田方は城に火をかけ、
甲州へと落ちていきました。
城があった場所は、芝生広場になっています。
三日月堀(みかづきぼり)
現在は、周囲一帯が能満寺山公園として整備され、三重堀などの遺跡が往時の面影を残しています。
展望台小山城(てんぼうだいこやまじょう)
昭和62年(1987年)に、天守閣型の展望台施設として吉田町のシンボル「展望台小山城」が甦りました。
内部は資料館になっていています。本物の城みたい!
上から見る景色はどんな感じだろう。早速、行ってみよう。
「こんにちは。」と明るく向かえてくれたのは、受付の鴨岡(かもおか)政子さんと野中美津江さん(左から)。
「館内では戦国時代の戦いの様子を知ることができるんですよ。小山城の焼け跡から掘り出されたものなども
見ることができます。」と鴨岡さん。
どれが誰の鎧かわかりますか?もちろん、私は鎧だけではわかりません。
「歴史好きな子ども達は鎧を見ただけで、誰の鎧かわかるんですよ。」と鴨岡さん。
見ただけで、分かるなんてすごい。
鴨岡さんが「この刀は研いだばかりなんです。」と教えてくれました。
どうりでピカピカに光っていると思った。
「後ろから斬られても、気づかないぐらい切れ味がいいんですって。」
おお~怖い。戦国時代は、皆こんな刀で戦っていたんですね。
小山城の跡からたくさん掘り出された、焼けた城の柱など。
真っ黒な炭状になっています。
本当に焼けてしまったんだ・・・歴史を感じました。
楽しみにしていた展望台に登ります。
運動不足の私は、若干息を切らしながら城の一番上を目指します。
展望台からは、吉田町が一望できます。
晴れていると、南アルプス連峰、富士山、伊豆半島なども見ることができるそうです。
曇っていたこの日、富士山を見ることは出来ませんでした。残念。
8月21日、県民の日当日には入場料が無料になります。
展望台からの景色は自分の目で確かめてみてね。
※この記事は2013年8月に公開しました
『吉田町展望台小山城』
所在地 : 榛原郡吉田町片岡2519-1 能満寺山公園内
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連絡先 : 0548-33-2122(吉田町産業課)
休館日 : 月曜(祝日の場合は翌日)
開館時間 : 9:00~16:30
入館料 : 200円
『県民の日公式サイト』
URL : http://shizuoka-kenmin.jp/
上記『県民の日公式サイト』では、県民の日に伴い、入場料が割引になる施設や多彩なイベント情報などを
紹介しています。