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富士山の水を食べる?! これがウワサの水ゼリー 

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小学生の頃、水道からジュースが出たらいいのになぁ・・・と空想していました。
そう思ったのは、私だけではないはず!ライターげんです。

水を飲むのではなく、食べるスイーツ『水ゼリー』。
そんな夏にピッタリのスイーツがあると聞き、富士市へやって来ました。

水のゼリー?
色は透明なのか、味はするのか。はたまた食感はどうなのか。
様々な疑問が浮かんできます。

1
▲ 空にあるケーキは食べられません

岳南鉄道「ジャトコ前」駅から富士市役所方面へ歩いて20分。
やって来たのは、空にケーキがあるお菓子屋さん『洋菓子の家mimi(ミミー)』です。

富士山のおいしい地下水をたっぷり使った、その名も『富士のおいしい水ゼリー』がある
という情報を得て、期待を胸に、早速中へ入りました。

2 - コピー
▲ 木伏良仁(きぶしよしひと)さんと木伏美希さん

仲良し夫婦の良仁さんと美希さんが迎えてくれました。

良仁さんは2代目。
お菓子作りの道へ入ったのは、妻の美希さんの影響がありました。

結婚前、美希さんの誕生日を祝うため、未経験のケーキ作りに挑戦。
それまで、良仁さんはお菓子作りをしたことが全くありませんでした。

思わぬプレゼントをもらって喜んでいる美希さんの姿を見て、
自分の作ったものが人の喜びに変わることに感動。
そして、それがキッカケとなり、良仁さんはお菓子職人への道を歩むことになったのです。

なんだかロマンチックなエピソードですね。

さて、ケースに飾られているのが、水ゼリーです。(上写真)
あれ、無色透明を想像していましたが、想像と違ってなんだかカラフル!

3
▲ 新鮮なフルーツを使います

カラフルな理由は、水々しい新鮮なフルーツを使っているから。
「味にはこだわっていますから、新鮮で良い素材を使っています。」と良仁さん。

味は全部で10種類!
「オレンジ、イチゴ、パイン、ブドウ、グレープフルーツ、ラズベリー、コーヒー、マンゴー、リンゴ、ラ・フランスがあります。
オレンジとイチゴは静岡県で収穫したものを使っていますよ。」と美希さん。

たくさんあると嬉しいですが、優柔不断な私にとっては選ぶ苦しみが。
どれも気になって困ってしまいます。

4
▲ ギュッと圧縮

果物は1つ1つ丁寧に、人の手で搾ります。

「ゼリーの固さ、喉ごし、常温で日持ちさせる方法など、試行を重ねて完成させました。
生の果物そのものを搾るから、使う果物や時期によって食感が変わってくるので、そこは苦労しました。」と良仁さん。

「会社の名前が 味味(mimi)だけに、創業以来、味にはこだわりを持っていますから。」と美希さん。

店名には、そういう意味が込められていたんですね。

5
▲ 充填作業

搾った果汁に富士山のおいしい地下水と砂糖を加え、80℃で沸騰させた後、
袋に詰める作業をします。(上写真)

袋に詰めたら、80℃のお湯で30分間殺菌をし、その後すぐに水に入れて冷却。
この冷却によって、ゼリー状に果汁が固まっていき、『富士のおいしい水ゼリー』が完成します。

しかし、なぜ富士山の水を使ったのでしょうか?

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▲ 元気いっぱいのスタッフ 若月さん、朝原さん、木伏さん、高田さん、金子さん(左から)

「もともとウチでは一般的なゼリーを扱っていましたが、せっかくだから地元だし、富士山のおいしい水を使って
宣伝も兼ねて何かできないかなと思っていました。それで作ったのが、この水ゼリーだったんですよ。」と美希さん。

富士山の水は確かにおいしい!
地元の人は慣れてしまって、気付きづらいかも知れませんが、他県からわざわざ容器を持って
汲みに来る人がいるくらいなのです。

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▲ 富士のおいしい水ゼリー(1個 220円)

ちなみに、『富士のおいしい水ゼリー』は夏季限定。
だいたい毎年6月から9月頭まで販売をしています。

そのままでも十分においしいですが、よりおいしく食べる方法を教えてくれました。
「冷凍庫に入れて固まらせた後、常温で10分ほど置いて半解凍状態にしたものを、涼しげな器に盛って
食べるといいですよ。」と美希さん。

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▲ 試してみました

静岡県産のイチゴを使ったイチゴ味を、半解凍状態にして食べてみました。
パクッ。お、意外なほどの、もちもちな弾力。
そして、次の瞬間キーン! つ、冷たい!

新鮮なフルーツをギュッと圧縮した濃厚なイチゴの味と飲み込んだ後の清涼感。
これが、富士山のおいしい水をたっぷりと使った、水ゼリーの食感。

これは、夏にピッタリ。

「おいしい味を食卓に届けるために、どうしたらよいか。お菓子の製作を通じて笑顔の種まきをしていきたい。
mimiに来たら間違いない、そう言われるように頑張っていきたいと思います。」と美希さん。

「やっぱり自分の作ったもので、喜んでもらえると嬉しいです。それで、お客さんとの距離を縮めて身近なものに
なっていけばと思います。」と良仁さん。

これからも季節に合ったお菓子を作っていくという洋菓子の家mimi。
今後は野菜を使ったスイーツ等も企画中だそうです。
野菜のスイーツ、楽しみは尽きませんね。


※この記事は2013年8月に公開しました

洋菓子の家mimi
所在地 :  静岡県富士市永田町2-2

大きな地図で見る
連絡先 :  0545-51-1331
定休日 : 不定休・夏季休暇・年始休暇有り
営業時間 : 9:00~19:30
駐車場 : 店舗前
URL : http://www.mimi.in/


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