学校の席替えはいつも最前列になりました、ライターげんです。
恋愛には運やタイミングが大切!
前回は「恋愛運」を上げるために、森町・袋井市周辺のエンゼルパワースポットを回って来ました。
ふと思ったのですが、日本には「クリスマス」やら「バレンタイン」やら、プレゼントを渡すっていうイベントが
多いですよね。
こういうイベントは、渡すプレゼントによっては彼女との距離がグッと縮まるチャンスです。
雰囲気が良くなったところで、熱い想いを託した恋文と一緒にシャレたプレゼントを渡せば、こいつぁイチコロですぜ。
調子に乗って色々妄想しましたが、いったい何を渡せば「キャー、ステキー!」と言ってもらえるのだろうか。
今日もエンゼルパワースポットで何かないかと調べていると、菊川市に「愛する彼女にプレゼントすれば、
2人の距離がグッと縮まるバラ」があるという情報が。
プレゼントに最適じゃないかと思い、どんなバラなのか調査をするため、早速向かうことに。
▲ やぎばら園の八木勇人(はやと)さんとマスコットキャラクター、ヤギのゴート君
ゴート君が出迎えてくれる菊川市の『やぎばら園』。
八木勇人さんはバラ園の2代目として栽培と育成に力を注いでいます。
「ゴート君は、私がここにマジックで直接描きました。私の名前が八木で、やぎばら園だったのでヤギにしようかと。」
ちなみに、ゴート君には想いを寄せるメスのヤギがいるらしい。
やぎばら園に咲いている例のバラを彼女に渡して2人(2匹?)は結ばれたという・・・。
ヤギに負けてるよ、ちくしょー。
気を取り直して、想いが伝わるというバラを探しつつ、園内を散策。
園内には4~5万本のバラが植わっていて、年間で75万本が出荷されるらしい。
ひえ~!そんなにあると管理が大変そうですね。
「はい、バラの採取の時はそれはもうって感じです。また、栽培の点でも、気候条件によって毎年の出来が
違ってくるので、その調整が難しいですね。経験と勘って言うんですかね。その点はまだまだ勉強不足です。」
美しいバラにはトゲがあると言いますよね。
あれ?バラに触れていないはずのに、スーツのズボンに3本くらい針が刺さっているんですけど。
すみません、ごめんなさい、「美しいバラこそオレにふさわしい!」とか思っていないので、許してください。
「中央の花びらがハート型になっているバラで、オープンハートローズと言います。」
おぉ、確かにハート型になっています!
全国的に農産物の需要が伸び悩む中、何とかしたいと思ったやぎばら園は、興味を持ってもらえるものを自分達で
作れないかと考えました。
バラがギフトとしてよく使われることに注目し、他にない感動するギフトとしてのバラを作れないかと考えをめぐらせ、
様々なアイディアを出しました。
「最初はクマさんの形をしたバラとかイチゴの香りがするバラとか、それはもう色々出ましたよ。本当にあったら
面白いでしょ?」
たしかに、見てみたい気がします。
個人的にはイチゴの香りがするバラが気になります。
「出たアイディアの中で最も現実的だったのが、ハート型のバラを作るということでした。特性を活かした品種改良を
施していき、何とか安定してハート型になるバラの開発に成功したんです。最初は綺麗な色がうまく出なかったり、
ハートの形が崩れたりしました。うまくハート型になるように型にはめて作った時もありましたが、子育てと一緒で
なかなか言うことを聞いてくれませんでした。愛情が必要だったみたいで。」と笑う八木さん。
▲ 道のど真ん中で愛を叫ぶ
「オープンハートローズは、実際にプロポーズに使ってくれた方もいらっしゃいます。結果は聞いてませんが(笑)
今の時代、男性も花なんてそう渡す機会もありませんし、女性の方ももらう機会が少ないです。
だから逆に告白とかに使えば効果抜群だと私は思いますよ!」
何ですと?! これはいいことを聞きました。
早速(相手はいないけれど)告白の練習をしなければと、道のど真ん中でオープンハートローズを持ち、準備万端。
「好きです!付き合って下さい!!」と気合の入ったメッセージを伝えていると、後ろから来た自転車に乗った
おじちゃんに無言でベルを鳴らされました。
▲ 「八木さんは愛しい人の心を奪ったんですか?」とは聞けなかった
「やぎばら園はこれからも常に新しい価値を求めて育成と開発をしていくつもりです。オープンハートローズ、
勝負の時は是非このハート型のバラを使って、愛しい人の心を奪って下さい!」と八木さん。
八木さんに励まされながら、ロマンチックなバラをゲットだぜ!
***
古き日本の貴人は、四季を愛で、花が枯れているのを見ただけで涙するほど、感受性が高かったと聞きます。
しかし、「花より団子」という諺(ことわざ)もあります。
私の母も「食えねぇものに意味はねぇ。」、「ロマンよりも腹にたまるもの。」等という衝撃的な言葉を放ったことが・・・。
将来現れる(かもしれない)彼女も「花より団子」派かもしれません。
でも大丈夫!
そんなタイプの方にも喜ばれるプレゼントを見つけてきました。
藤枝市にある『御菓子処 松浦萬福(まんぷく)』です。
ここには、食べると夫婦仲や恋人との仲が更に良くなると噂の予約限定モナカがあるんです。
「夫婦(めおと)もなかだね。お客さんから実際に結婚式で使ったとか何だとか、そんな話を聞くけれど、
ウチには全然福が来ねぇからなぁ。だからエンゼルパワースポットだ何だって言われても申し訳なくて。」
と笑う松浦さん。
それは福を配っているからですよ!
「夫婦」と書かれた皮を見ると、なぜか照れます。なぜだろう?
でも好きな人から「夫婦」って書かれたものをもらえると、嬉しいですよね。
はっ!もしや、それが夫婦仲や恋人との仲を深めるキッカケになっているのかも!
短冊状に切った餅を型に入れて膨らませて皮を作り、できた皮の中に具として餡(あん)を入れるのですが、
その餡の入れ方が『夫婦もなか』と言われる理由なんです。
夫婦もなかは粒餡と白餡の2種類が仲良く入っています。
どっちが夫で、どっちが妻なんですか?!
「このブツブツしたヤツが夫に違いない、こっちの肌が白い別嬪(べっぴん)さんはやっぱり奥さんだろうねぇ。」
と笑う松浦さんの想像力ときたら。
▲ 甘い日常を食べる
早速パックんちょ。
う~ん、2種類の餡が混ざり合って、まったりした甘さがいいですね~。
個人的には、濃いお茶をグッと飲みながら食べるのがオススメです。
はっ!もしやこのまったりとした甘さが、新婚さんや恋人同士のイチャイチャな日常を表現しているのでは?!(深読み)
食べながら何だか悔しくなってきました。ちくしょう。
「この夫婦もなかを食べて幸せになってくれれば、こんなに嬉しいことはないですよ。これからもボチボチ健康で
いて長く続けられるように頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。」と松浦さん。
人情温かな松浦さんは、きっと夫婦仲も良いに違いない。
「いや、ウチはねぇ、奥さんには叩かれてばっかりで・・・。」
松浦さん、いけない!奥さんの目の前でいけない!
「あら、私もねぇ、やることがのんびり過ぎるってよく言われるのよ、まったく!」
ありゃ、奥さんもそんなことを!奥さーん!
一触即発の雰囲気かと思いきや、穏やかにお互い笑い合っていました。
うん、この「夫婦もなか」は幸せを運びそうですね。
ふと思ったのですが、もしかしたらこのお菓子はプロポーズにも使えるかもしれませんね。
「このモナカを見てくれ。ここに書かれている関係になりたいんだーっ!」って感じで。
妄想したら、頭の中にいた彼女がすぐさまモナカを真っ二つにしました。
もう、そんなに食い意地を張っちゃって!
***
将来現れる彼女はロマンチック派?それとも、花より団子派?
どちらにせよ、両方買って渡せばきっと喜ばれるはず!
よっし、これで彼女へのプレゼントが決まりましたよ。
後は彼女が(現実に)現れることを待つだけですね!
※この記事は2013年12月に公開しました
『やぎばら園』
所在地 : 静岡県菊川市下内田2407
TEL : 0537-36-2992
URL : http://yagibara.i-ra.jp/
※オープンハートローズは、以下の店舗で買うことができます。
●『本多花店・花まど』(掛川市紺屋町6-12)
●『フラワーショップ フルールさわ』(静岡市清水区押切62-1)
●『青山フラワーマーケット アトレ大森店』(東京都大田区大森北1-6-16アトレ大森)
『御菓子処松浦萬福』
所在地 : 静岡県藤枝市大洲2-10-11
大きな地図で見る
TEL : 054-635-7829
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:30~19:00
※夫婦もなかの購入は、事前予約が必要です。TELしてから来店しましょう。