「いい国作ろう、鎌倉幕府。」
井川の史跡めぐりをして、少し賢くなった(?)気がするライターげんです。
引き続き、静岡市葵区の井川(いかわ)で、つるかご製作体験に挑戦しますよ!
▲ つるかご製作体験の先生 長倉うた子さん、鈴木仲枝(なかえ)さん(左から)
不器用でもうまく作れるでしょうか?
「大丈夫、大丈夫!最初っからそんなうまい人はいないさ。」と長倉さん。
使うのは井川に生えているアケビのつる。
太いつるを骨組みとして組んだ後、真ん中からくるくると回すように巻いていきます。
そんなに引っ張ったら千切れてしまいそう!
「いやいや、千切れることはないから、気にせずギュッと引っ張るといいよ。」と長倉さん。
太いツルの前後を交互になるように巻き進めます。
しばらく巻いていくうちに、少しツルが緩んできてしまいました。
「空中に浮かべて巻いていくよりも、机の上に置いて片手で固定させて巻いていくといいよ。」
長倉さんの助言をもとにやってみると、おぉっ、確かに巻きやすくなりました!
▲ エコツーリズム副会長の太田勝孝さんのもとへ、会長の鈴木幸一さんも手伝いに(左から)
井川に来た観光客に様々な体験活動を提供する井川エコツーリズム。
「つるかご製作体験」もこの体験活動の1つです。
副会長の大村勝孝(まさのり)さんもチャレンジ!
「つるかご製作体験」は初めてなのだそうで、一所懸命に頑張っていました。
大村さんに対して、密かに闘志を燃やしていたのは秘密。
つるかごを作っていると、だんだん周りに人が集まって賑やかになりました。
「へぇ~、何作ってるの?」、「あー、それはこうやるんだよ。」等、色んな声が飛び交います。
「井川の人達は、みんな顔見知りで友達みたいなもんだからね!」と大村さん。
▲ なかなか力が必要?
つるの長さが足りなくなると、新しいつるを紡いで、また巻いていきます。
一見すると、すぐに解けてしまいそうに見えますが、引っ張っても問題ありませんでした。
つるだけで、こんな丈夫な籠が作れるなんて驚きです。
いよいよ最終段階です。
ある程度、籠としての高さができたら、飛び出ている太いつるを中へ押し込めて完成させます。(上動画)
最初は不器用だからと思っていたのですが、意外と簡単にできるんですね~。
▲ いよいよ完成
「あれ、上手くできたね~。初めてにしちゃあ上出来だよ。」と長倉さんに褒めてもらえました。
後は、はみ出しているつるを切って形を整えたり、つるが緩い所を引っ張って丈夫にしたりします。
さて、大村さんの出来栄えはどうだったでしょうか?
▲ できたどー!
大村さんも立派な籠を完成させていました!
「初めてやったけど、うまくできて良かったよ。」と大村さん。
満面の笑みでツーショット。
▲ 何を入れても合いそうですね
「このつるかごは、色々使えてね。草花を入れてもいいし、お菓子を入れてもいいし、まぁ何にでも使えるんだよ。」
と長倉さん。
周りにあった木の葉などを入れて写真を撮ってみました。
なかなか綺麗ですよね!
ここで作ったつるかごは、今は自宅で飴入れとして使っています。
無事に完成したので、大村さんとお互いに見せ合っていると、
「私の方がうまく出来ました。」、「いやいや私ですよ。」、何やら険悪なムードに。(※なってません。)
▲ 「井川はえぇとこだよー!」
今回、お世話になった『南アルプスの里』と『井川エコツーリズム』の皆さんと1枚。
「色々な体験がありますから、井川にぜひいらしてください。」と大村さん。
自然を見るのも楽しいし、おいしいものも食べられて、1日中遊べる井川。
史跡めぐりで歴史に思いを馳せるのもいいし、何かを作って思い出にしても楽しくなりそうですね。
今度は何をしに行こうかな?
※この記事は2013年12月に公開しました
『南アルプス・井川エコツーリズム推進協議会事務局』
所在地 : 静岡県静岡市葵区井川964 南アルプス井川観光会館えほんの郷
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TEL : 054-260-2377
定休日 : 火曜日(※窓口の定休日。プログラム受け入れは随時。)
受入人数 : 1名~(※応相談)