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海を愛する男の店!おにぎり片手に出かけよう  

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みなさま、突然ですが、海は好きですか?晴れた日にはドライブしながら海を見に行きます。
だけど、浮き輪が無いと泳げません、ライターゆっきぃです。

海といえば、夏!ってイメージがあるけど、(ワタシだけ?)
「冬に海はちょっと寒いよね~。」と思っている方へ。

備長炭でひものを焼いてくれるお店があるとの情報をゲット!
暖まりに行っちゃいましょう。
海沿いをドライブして、下田市『ひもの万宝(まんぽう)』(以下万宝)にやって参りました。

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▲ひもの万宝に到着!

万宝は、昭和49年創業。
今年(2013年)で39年目になります。
木の看板がとっても可愛い形で目立ってる~!さっそく中へ。

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店主 平井恭一さん、息子さんの平井勇一さん

「こんにちは~!」と元気よく入ると、
「おーう!いらっしゃい!よく来たな~!」とワタシの倍以上元気に出迎えてくれた恭一さん。

勇一さんはこれから魚市場へ仕入れに向かうとのこと。
笑顔が素敵なお2人。ソックリだね♪

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漁師小屋風!

恭一さんが生まれ育ったのは、南伊豆町の山の地区。
海が大好きだという恭一さんは「海に関わる仕事がしたい!」と海の近くへ引っ越し、20代後半で万宝をオープン。

「素人から始めたひもの屋だから、ここまで来るのにだいぶ時間がかかったよ。人生ぶっつけ本番だな!
やっと自分の思い通りのお店になったよ。」と恭一さん。

漁師小屋をイメージした店内は、ほとんどが恭一さんと、友だちで手作りしたものです。
机も天城の原生林を使って作られたものなんだって♪日の光がたっぷり差し込む店内は、木の温もりたっぷりだよ。

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地魚のひものがいっぱい!

下田の海で獲れた魚をはじめ、駿河湾で獲れた魚のひものもたくさん並んでいます。
なんと、ここに並ぶひものは、お店の中で食べれちゃうんです!やったー!

商品を見回していると・・・伊勢海老のひもの
伊勢海老のひものって聞いたことないからビックリ!
「地元のものにこだわっていたら、伊勢海老のひものに辿り着いたんだよ~。ちなみに、うちが元祖だよ!」
と笑う恭一さん。

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焼き方にもこだわりが!

なぜお店で炭火焼きをするようになったのだろう。
「子どもの時から炭火で魚を焼いて食べてて、その時の味が忘れられなかったんだ~。」と恭一さん。
ひものはお店によって味付けが違うので、実際に食べてもらって塩加減を確かめてもらったり、
お客さんに好みの味を見つけて欲しいという事から始めたのだそう。
直接ひものが火にあたって焦げてしまわないように、焼き網は2段にして高さを調節します。
恭一さんから「どれ食べたい?」との質問が。

「この時期おすすめのものが食べたいです!」と恭一さんにお願いしたところ・・・

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贅沢にドーンと乗せます!

下田産の近海金目のひもの(半身)と、下田市産の伊勢海老のひものを網の上へ乗せてくれました。
焼き上がりが楽しみ~♪

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▲お客様ご来店~

「ちょっとひもの見せてもらってもいいですか~?」と千葉県から旅行に来ているというお客さんがご来店。

次の日帰るので、ひものの下見に万宝に立寄ったのだそうです。
何をお土産に買ったんだろうな~?

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▲恭一さんが丁寧に焼いてくれます

おしゃべりを楽しみながら焼き上がりを待ちます。

この仕事をしていてよかったなと思うのは、どんな時か聞いてみたよ。
「やっぱり、全国のお客さんとの出会いがあることかな~。話好きだからね。」と恭一さん。

年上の人には知恵や生き方を教えてもらい、若い人には元気をもらってるんだって。
逆に恭一さんから元気をもらうというお客さんも多いはず!ワタシみたいに。

おっ、なにやらいい香りがしてきましたよ~。

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脂がのって光ってる~!

「これからの時期の金目は、脂がのっててとってもおいしいんだよ~!」と恭一さん。
冬には、もっといっぱい脂がのった金目を食べる事ができるんだって。
旬な魚がわからなくても、丁寧に説明してくれるから安心だね。

伊勢海老のひものの焼け具合はどんなかな~?

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▲じゃーん!

焼き上がりました~。鮮やかなオレンジ色に変わったぞ!不思議だな。

伊勢海老は9月中旬に漁が解禁になって、5月のゴールデンウィーク頃まで食べられるそうです。

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▲パカッと割ると・・・

半分に切った伊勢海老のひものの中にはプリッとした真っ白な身と、
見るからに濃厚な味噌が・・・!

味噌がワタシを呼んでいる~!

干す事で伊勢海老の旨味がギュッと凝縮されて、本来の甘みが出るのだそうです。

身に味噌を付けながら頂きますよ~。

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箸を使ってる場合じゃないな!

なななんと!万宝はおにぎり、飲み物の持参がOK!(ちゃっかりおにぎりを持ってきたワタシ。)
「お酒を持ってくるお客さんもいるよ。」・・・その言葉、忘れません。次は持ってきます。

アツアツ焼きたてのひものの味は最高だよ。
脂がたっぷりのった金目のひものと白いご飯の組み合わせ、想像しただけでも美味しそうでしょ?

ひものを食べるお客さんには「おにぎり持ってきたけぇー?(おにぎり持ってきた?)」と聞くという恭一さん。
持って来なかったお客さんには「コンビニいってこらっしぇー(コンビニに行ってらっしゃい)」と勧めます。

あ、漁協に仕入れに出掛けていた勇一さんが帰ってきましたよ、ちょっと見せてもらっちゃおう。

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▲仕入れてきた伊勢海老(※生きてます)

箱の中を覗いてみると、大きな伊勢海老からはキシキシと音がする~!鳴き声?

「伊勢海老は生きたままの状態ですぐに仕込むんだよ。」と恭一さん。

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ガシッと掴んで・・・(※生きてます)

伊勢海老を裏返して、腹から尾の方へ包丁を入れます。
「ここに切込みを入れておくと、ひもののタレ(海水)がよく染み込むんだよ。」とのこと。

切込みを入れた伊勢海老はひもののタレへ漬け込みます。

伊勢海老のひものは一夜干し。開いて干すとせっかくの味噌が落ちてしまう為、
あえて、腹に包丁をいれるのだそうです。
この方法に辿り着くまでには数々の苦労があったそうです。

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おいすぃ~!

おいしいひものと、恭一さんとの楽しいおしゃべりでライターゆっきぃのごきげん度は300%(!?)

「ひものの仕込みは夜やってるよ。昼間はひものを焼いたり、お客さんとおしゃべりしたいからね。」と恭一さん。

お店が混み合っている時は、お客さんの携帯の番号を聞いて、席が空いたら電話をしてくれます。
待っている時間に海を眺めたり、散策するのもいいね。

最後に、恭一さんに下田市のいいところを聞いてみた。
「やっぱり、どこの外国にも負けないくらい最高に綺麗な海だね。最高の癒しだよ!四季折々に海の色が変わるんだよ。」と教えてくれた。

冬の海を眺めた後は、万宝で決まりだねっ!



※この記事は2013年12月に公開しました

『ひもの万宝』
所在地 静岡県下田市柿崎字外浦海岸707-13

大きな地図で見る
TEL    0558-22-8048
営業時間 9:30~18:00
定休日 水曜日
URL   http://www.manpou.com

【ひものを焼いて食べられる時間は11:00~15:00頃までです。】
近海金目 半身(下田産) 1,700円~
伊勢海老ひもの 時価
※ひもの1枚につき210円の焼き代がかかります。

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