泳がないのに海の家に寄って、かき氷とラーメンを食べるのが好きな、ライターきゅうです。
夏と言えば海。暑さがしのげて、美しい海も美味しいモノも満喫できるところはないかな?と探していたところ、
ありました!西伊豆町の富士箱根伊豆国立公園黄金崎(こがねざき)に『こがねすと』という
休憩施設(無料!)とカフェスペースが。
無料、という言葉にすぐ反応してしまう私。早速取材に行って来ましたよ~。
西伊豆町役場観光商工課の藤井さんと上松さん(写真左から)に案内してもらいました
国道136号線沿いにある黄金崎クリスタルパークの脇の道を、ずっとずっと進んでいくと、『こがねすと』に到着。
2013年4月2日にオープンしたこの施設。
施設名は公募で決定。榛原高校の生徒さんが考えた名前なんです。
黄金崎の「こがね」と、休憩所という意味の「NEST(ネスト)」を組み合わせて考えたのだそう。
素敵な響きです。「ネスト」には「巣」の意味もあり、多くの人が巣で憩い、鳥が巣から飛び立つように
黄金崎から全国へ情報を発信していく場所にしたいという想いもあります。
建物には県産材が多く使われていて、良い木の香りが。
潮風が強い事も多い黄金崎では、木材が錆びなくて良いとのこと。
柔らかな木のぬくもりが、ゆったりとした雰囲気を醸し出しています。
「明かり取り」にもなっている屋根の上の3つのガラス部分は、「かも風鈴」をイメージしています。
※かも風鈴について
宇久須(うぐす)地区は、2005年4月の町村合併で「西伊豆町」になるまでは
「賀茂郡賀茂村宇久須(うぐす)」という村でした。
賀茂地区で作られた風鈴は「かも風鈴」と名づけられ、原料に少量の宇久須の珪石(けいせき)も含まれています。
比較的丈夫で響きの良い音色が特徴です。
(かも風鈴の歩み参照)
館内にも「かも風鈴」が飾られています。涼しげな音色で猛暑の外が噓のよう。
風鈴の他、ガラス細工など、黄金崎クリスタルパークの品も販売しています。
西伊豆町で生産(加工)された自慢の逸品「西伊豆自慢品」コーナー。
西伊豆町で認定を受けた品だけを扱っています。お土産購入に便利です。
しずふぁん!!で取材した「しおかつおうどん」に登場した、「塩鰹茶漬け」もありましたよ~。
西伊豆地域の ジオパークの映像を流したり、資料なども置いてあります。
観光情報などが検索できるコーナーは自由に活用する事ができます。
これからどこへ行こうかな?と思ったら検索して、ゆっくりと計画を立てるのもいいですね。
美味しそうに見えるように(美味しいです)観光商工課の藤井さんがモデルになってくれました
カフェコーナーを楽しみにしていた、食いしん坊の私。おすすめメニューを出してもらいました。
写真は西伊豆特産の天草を使った、「ところてん3兄弟」(500円)。歯ざわりが良く喉越しもツルツルと美味。
味は酢醤油、黒蜜きなこ、ニューサマーオレンジ。3つの味が食べられるなんてお得です。
観光商工課の皆さんで考えたかき氷。何とジオの勉強にもなるかき氷なんです。
富士山の内部の構造が氷になっているのです。3層になっていて、赤く見える所がイチゴソースのマグマ。
その上に隠れていますがソフトクリームで小御岳(こみたけ)火山。
そしてブルーハワイソースがかかった、かき氷部分が私たちが普段目にする富士山ですね。
練乳は雪を表しているので、食べながら富士山の構造を勉強出来るのです!
フムフム。富士山の構造についてわかったぞ!でもこれはかき氷。食べてしまいますよ~!
イチゴソースとブルーハワイ…どうかなと思っていましたが、合います。中からソフトクリームも出てきてクリーミー。
8月25日までの限定発売なので、食べてみたい方は急いでお越し下さい!
ウッドデッキ側は全面引き戸になっていて、出入り自由。松林から見える海を眺めたり、潮風に吹かれたり、
ゆっくりと黄金崎の自然を楽しめます。
「こがねすと」 の駐車場の先にある展望台にも案内してもらいました。登っていくと…
黄金崎の素晴らしい景色が一望できます。下を覗くと、透き通るように透明度の高い海が目に飛び込んできます。
「あの岩、何の形に見えますか?」と上松さん。
よーく見てみると、木々がたてがみ、水を飲んでいる馬に見えるではないですか。
日暮れには馬の形の岩や、このあたりの安山岩に夕日が当たり、黄金色に輝くそうです。
ここから黄金崎という地名がついたのですね。是非、夕暮れに訪れてみて下さい。
運が良ければ、富士山も見えます。
千葉県から遊びに来ていた伊藤さん。お孫さんの虫とりの途中、休憩に寄ったのだとか。
何の虫が捕れたかな?自然いっぱいの黄金崎公園には虫も沢山います。自然観察もいいですね。
8月25日までは、「こがねすと」の手前にある「根合(ねあい)海水浴場」もオープンしています。
透明度が高く、混み合うことが少ないので穴場的ビーチですよ!
また、展望台の脇から下っていくと、遊歩道につながっていて、ダイビングポイントの海にも出られます。
海を見渡せる芝生広場もあるので、一年を通して散策やピクニック、観光と盛り沢山のスポットです。
※この記事は2013年8月に公開しました
『こがねすと』
所在地:西伊豆町宇久須2169
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TEL:0558-55-0580
営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜日
駐車場:30台
URL:nishiizu-kankou.com/playing/2013/04/post_37.php