月に1度、静岡県内で発行される『県民だより』には、県内の注目情報、旬な情報等々がいっぱい。
裏面にはいつもカラーで「おいしそうな1皿」の写真と、そのレシピが載っている。
本日(8/4) 発行、新聞折り込みで県内のみなさんに届いている県民だより。
この県民だよりの最終面に掲載されている地産地消レシピにしずふぁん!!が同行取材。
今回はライターゆっきぃが、しずふぁん!!を代表して行って来ました。
JR東海道線「草薙駅」から歩いて4分、『草薙 茄兵衛(なすべえ)』に到着です。
石畳を歩き、店内へ入ると、光が降り注ぐ和の空間が広がります。
「同じ食材でも地元産の食材を使いたい。」という山崎さん。
旬のものを出来るだけシンプルに、素材を生かして作れることが、和食の魅力。
彩り、味のバランスに重点をおいているそう。
今回のレシピは「折戸なすの二色みそ田楽」。
味噌田楽って、串に刺した食材を味噌に付けながら食べるっていう勝手なイメージがあるんだけど、
一体どんな風に出来上がるのかな。
あれ?私が知ってる長くて細いナスとはちょっと違うぞ。
この丸くてかわいいナスは「折戸なす」といって、静岡市清水区三保の折戸(おりど)地区で栽培されています。
徳川家康がこよなく愛したといわれる、縁起の良い幻のナスなのだとか。
折戸なすは水分が少なく、実がしまっていて、味が濃縮されているのが特徴です。
折戸なすを半分に切り、1cm間隔で、縦横に格子状の切込みを入れます。
皮の部分は切らないように、白い実の部分だけに包丁を入れるのがポイントですよ。
深めに入れたサラダ油で素揚げします。
油の中へ入れた瞬間折戸なすが元気よく(?)を泳ぎ回ります。
白い面から入れ、175℃~180℃の油で約2分、白い部分に色が付いてきたら
裏返し、約1分揚げていきます。
折戸なすは、油との相性がバツグンに良いそうで、格子状に切込みを入れる事で、油の通りが良くなるのです。
こんがりキツネ色になるまで素揚げしたら油から上げて油をきります。
「このまま食べても絶対おいしいでしょ。」と手が伸びそうな気持ちを必死で押さえます。
なんと、味噌はこの時点で直接塗るんですね!
赤みそ(八丁味噌)と、白みそ(京桜味噌)で作った田楽みそを半分半分に塗っていきます。
バターナイフを使うとキレイに仕上がります。
〜田楽みその作り方〜
赤みそ、酒、みりん、砂糖を鍋で弱火にかけ、とろみがつくまで煮たあと、卵黄を入れ、
完全に混ざったら火を止めて、出来上がりです。白みそでも同じように作ります。
分量は、県民だよりを見てくださいね。
このように、折戸なすの真ん中を棒で仕切ると上手に田楽みそが塗れますよ~。
楽しそうだな。これなら不器用な私にもできるかな。
赤、白2色の田楽みそを塗った折戸なすを約3分オーブンに入れ、表面を軽く焦がします。
オーブンで軽く焦がして仕上げることで、折戸なすに味噌が染み込んでイイ感じになるのだそうです。
トースターを使う場合は焦げすぎてしまう為、ホイルをかぶせて約2分、外して約1分半で上手に仕上がります。
なにやらオーブンから香ばしい香りがしてきましたよ~。
彩りを大切に、インゲン、素揚げしたパプリカ、ケシの実、ミョウガを乗せて、完成です。
赤、黄、緑がどっても鮮やか。
季節に合わせた食材で、オリジナルの飾りつけをしてもいいですね。
折戸なすのジューシーな食感と、味噌の甘みがマッチしてとっても美味しい!
赤みそと白みそとの折戸なすとのマッチングが楽しめてなんとも贅沢。
取材陣からは「ご飯が3杯食べれそう!」「ビールが飲みたい!」などの声が。
「ナスには絶対ショウガ醤油でしょ!」と勝手に思い込んでいた私。
味噌がこんなに合うなんて、まさに衝撃でした。
「折戸なすって本当に可愛いですよね。」と山崎さん。
野菜の中でも、やはりナスが好きなのだそう。
折戸なすを食べて、暑い夏を乗り切りましょう!
※この記事は2013年8月に公開しました
【県民だよりインターネット版】
URL: http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-110b/
「県民だより」が電子ブックとなって、パソコンやスマートフォン携帯、タブレット端末で読むことが可能となりました。
閲覧方法などは県のホームページ
(URL: http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-110b/ebook.html)をご覧ください。
『草薙 茄兵衛』
所在地 静岡県静岡市清水区草薙1丁目26-1
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TEL 054-348-8788
営業時間 11:30~14:30/17:30~23:00
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