みなさん、こんにちは。
ご当地グルメが大好きなライターすずです。美味しいものがあると聞けば、食べずにはいられない!
そんな私は、JR身延線「入山瀬駅」のすぐ目の前にある、
富士市の『商工会レストラン富士山ひらら』へやってきました。
レストランとしての営業は平成24年5月31日をもって終了し、今は「富士山ひらら」などの製造のみ行っています。
看板には大きな富士山、稲穂のイラストと富士山ひららと思われる美味しそうな写真が。
うどんのようにも見えますが、随分太いですね。稲穂も何か関係があるのかな?
「富士山ひらら」って、どんなものなんだろう?
村松さんにお話しを伺いました。
「富士山ひららは、地元米使用の米粉を使用し、紙のまち・富士市をイメージした短冊のような形なんですよ。」
平たい麺といえば、ほうとうやきしめんを想像しますが、また違った物なんですね。
米粉で作った麺、今まで食べたことがありません。どんな食感なのか、興味深々です。
「商品名は一般公募により、当時4歳の女の子が考えてくれたんです。富士市に残る竹取物語の伝説から、
かぐや姫の十二単がひらひらとする感じと、短冊のようにひらひらしていることから富士山ひららになりました。」
早速作り方を見せていただきました。
米粉に水ではなくお湯を少しづつ混ぜて行きます。なぜ、お湯なんでしょう?
「米粉には小麦粉とは違いグルテンが入っていないので、まとまりやすいようにお湯を使用しています。」
世界に1台しかない、富士山ひらら専用の機械。
「この細い目のような部分はダイスと言って、取り替えることができるんです。富士山ひららの他に、
富士山ひらら細麺と、中心部に穴が開いたストロー状のパスタを作っているんですよ。」
穴が開いた米粉のパスタ?気になります。
先程混ぜた米粉を機械の上部から入れると、平たくなって出てきました。
長さの設定をすると、機械が均等にカットしてくれます。
出来たての富士山ひららを触ってみると、フニャフニャではなく、しっかりとしています。
「串団子などに使う粉よりも粒子が細かいので、食感がよりモチモチしているんですよ。」
出来たての富士山ひららを、試食させてもらいました。
つゆはコンブとカツオ節でとったシンプルなダシに、ニンジン、ダイコン、シメジ、豚肉が入って具だくさん。
粉末ダシじゃなく、手間暇かけてダシをとったつゆは、とってもいい香り。
昔、おばあちゃんが作ってくれたそばのつゆの香りに似てる。
自分で作る時も、しっかり手間をかけてダシをとってみようかな。
麺はもちもちしていて食感はお餅ににているけど、平べったいので食べやすい。
「お餅だと、喉に詰まりやすいから心配という年配の方や小さいお子さんにも食べやすいので人気があるんですよ。」
と村松さん。
つるっと何杯でもイケちゃいそう。食べ過ぎ注意ですね。
富士山ひららの美味しい食べ方を教えてもらいました。
「熱湯で3分間ゆで、冷水で一度締めます。お味噌汁や温かいつゆに入れて食べるのもいいですが、
これからの時期は冷たいまま麺つゆをかけて食べるのがオススメ。
その他、カレーに入れたり、きな粉と黒蜜をかけてデザートのようにして食べても美味しいですよ。」
食いしん坊な私としては、全部試してみたくなりますが、きな粉と黒蜜を買って帰ろうかな。
なんて、いろいろな食べ方を想像するとワクワクしてきた。
新しいオススメの食べ方を発見したら、報告したいと思います。
スタンダードな短冊型の他に、富士山ひらら細麺(プレーン・ホウレンソウ・ニンジンの3種類)、
ピザ生地(パリッとひららを揚げたもの)などもあります。
中心部に穴をあけたストロー状のパスタも販売予定です。
富士山ひららは、道の駅「富士川楽座」のレストランにて食事、お土産コーナーで購入することができます。
その他イベントなどでも提供していますので、詳しくはHPをご覧ください。
◆2012年5月18日(金)~20日(日)に開催された富士山麗を1周する
トレイルランニングレース『Ultra-Trail Mt. Fuji』で、富士山ひららが振舞われました。
富士山ひららで温まる参加者達 ※写真提供:富士市商工会女性部
※この記事は2013年7月に公開しました
富士市商工会女性部
(平成25年4月1日からNPO法人になりました。)
所在地:富士市鷹岡本町6-3
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TEL:0545-71-2358
HP:http://fuji-s.or.jp/