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やみつき注意!?「おこたま」に夢中 

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天気のいい日は、ほぼ間違いなくお出かけ。ライターゆっきぃです。
ドライブに行った先々で美味しいものを探し求めております。

そんな私がやってきたのは『NEOPASA(ネオパーサ)静岡下り』です。
風に乗ってなにやら香ばしい、食欲をそそる香りが・・・

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▲おこたま普及の会 増田秀訓(ひでのり)さん・一瀬大士(いちのせひろし)さん(左から)

この匂いの正体は『おこたま』でした。
でもおこたまって一体なんなんだ?
屋台って作ってるところが見えるから楽しいですよね!

「いらっしゃい!」と明るく迎えてくれた黒縁メガネのお兄さん2人組。
おこたまの正体を確かめるべく、作り方を見せてもらいましょう。

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▲秘伝の生地を混ぜる増田さん

「この生地をおいしく混ぜるには3ヶ月の修業が必要なのだよ。ははは。」と増田さん。
何が入っているかは秘密だそうですが、どうやら食べた人を虜にしてしまうクセになる何かが入っているとの事。
余計気になる。おこたまの正体を確かめなきゃ。

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▲なんと!これは!

増田さんの混ぜていた生地を別の入れ物に移し、そこにたっぷりの桜えびが投入されたものを発見。
まるで生地の中を泳いでいるみたい!

「由比港で水揚げされた桜えびをどっさり使っているんだよ~。」と一瀬さん。
ちなみに、この桜えび入りは、サービスエリア内での限定発売。
普段はベーコンや、豚肉入りを味わえる。

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溢れないように慎重に!

桜えび入りの生地を型に流し込んでいきます。

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▲つまみ食いしたくなる・・・

桜えび、玉子、紅ショウガ、天かす、肉かすを使います。
肉かすと言えば、富士宮やきそばに欠かせないですよね。
これらの食材をどうやって使うかは徐々に明らかになりますよ~。

肉かす・・・ラードを搾った後に残ったものを油で揚げたもの

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▲一気にカラフルになりました

紅ショウガ、天かす、肉かすを生地の上にパラパラっとのせていきます。
なぜ最初から生地に混ぜないのだろうかと気になった私。
「風味や、食感を大切にしたいから生地には混ぜずに、この段階で入れるんだよ~。」と一瀬さん。

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▲なんとビックリ!マヨネーズを投入

ここでマヨネーズが登場です。ちょこんと乗ったマヨネーズがなんとも可愛らしいですね。

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ここにも桜えび

見てください!まるでマヨネーズの山に登山しているかのような桜えび。
このまま食べても絶対おいしいな。と、ついつい手が伸びてしまいそうな気持ちを抑えます。

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▲とっても賑やかになってきたぞ

生地を入れた型の隣りの2列に玉子を1つずつ割入れていきます。
たくさんの目玉焼きが出来上がって行きます。

「お客さんが見てると緊張しちゃうな~。」と一瀬さん。
ジュージューといい音がしています。

▲おこたま作り一番の見せ場!(上動画)

目にも止まらない程の早業!緊張の一瞬です。通称パックン。
「このパックンはね、1年修行しないとできないんだよ。」と、またまた増田さん。

おこたま考案中、生地と玉子がなかなかくっつかずに苦労したという。
なるほど、私も習得してみたい。と思ってしまった。

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▲桜えびおこたま(1個250円・5個1,000円)

出来たてホヤホヤのおこたまです。
ちょうど良い焦げ目が食欲をそそりますね。

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次から次へとおこたまが出来上がっていきます

「僕たちが売っているってだけでもおいしそうでしょ?」と増田さん。

おこたまで富士市を盛り上げていきたいと、3年前から『旧富士市公設地方卸売市場』での朝市で販売していました。

今年その朝市がなくなってしまいましたが、その時にも「おいしい!」と言ってくれる人達がたくさん。
もっと広められるように頑張って続けてみよう!と、今年から本格的に活動を開始。

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▲あつあつ!

慎重にソースをかけます。出来たてを食べられるって幸せだな~。
今にもヨダレがたれちゃいそう!

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▲大きく口を開けガブリ!

何度でも食べたくなる味。口の周りにたくさんソースを付けながら夢中で食べちゃいました!
食べ終わるともう1個欲しくなってしまう。何とも言えない寂しい気持ちになります。

「ソースはお好みでどうぞ。」と一瀬さんが言っていたな。
実は、おこたまはソースをかけなくても素材の味がして美味しいのです。

1度買ってくれたお客さんが「おいしかったよ~。」と帰りがけにまた買っていってくれる事もあるそうな。

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山梨県から旅行中の幼馴染のみなさん

おこたまが冷めないうちに「ハイチーズ!」1人1個ずつお買い上げです。
大型バスで旅行中ですの休憩タイムにお邪魔しました。

「バスを降りた時から気になってたのよ~。最初はおてだまだと思ったの。アツアツで美味しいわよ~。」
と笑顔の奥様方。
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▲三島市 溝田有岐(みぞたゆうき)さん

ドライブの休憩に立ち寄ったという溝田さん。
「うんめぇー!」とこの表情。
おこたまは食べる人を次々に笑顔にしてしまいますね。

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▲おこたまを買い求めるお客さん達

この日、夕方には完売。次から次へとおこたまが売れていきました。
1人で5~6個買って行く方たちばかりです。

おこたま普及の会では、昨年「おこたま」を商標登録しました。
「おこたまで少しでも町おこしに協力出来ればいいなと思っています。」と一瀬さん。

手の平サイズのおこたまの中にはたっぷりの具と、人を幸せにする愛情が入っていました。
一度食べて見て下さい!あなたもおこたまの虜になってしまうことでしょう。



※この記事は2013年7月に公開しました

『おこたま普及の会』

『有限会社 クール・ケントップ富士店』
所在地 富士市伝法2734−1
TEL  0545-54-1144

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次回販売 2013年7月28日(日)
ケントップ富士店前 朝市にてAM8:00~正午までおこたま販売します。

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