恋愛には運やタイミングも大切ですが、綿密な計画と準備も必要不可欠!
前回は「彼女へ渡すプレゼントは何が良いか?」について、あれこれと悩みました。
プレゼントはOK、熱い恋文もOK、あとは・・・告白するタイミングか?!
違うものに対してのドキドキを恋のドキドキと間違えてしまう「吊り橋効果」。
これはもしや、告白に使えるのでは?
彼女を連れ出してドキドキなスポットに案内、そして前回ゲットしたプレゼントと熱い想いを託した恋文を渡す。
あ、これ、完璧だ!
でも、ドキドキっていっても「恐怖」とか「緊張」とか「感動」とか、色んなドキドキがありますよね?
色々妄想しましたが、どこへ行けば彼女をドキドキさせられるのでしょうか。
やって来たのは、『御胎内清宏園(おたいないせいこうえん)』の中にある『胎内神社』。
そして、神社の脇にある洞窟、『熔岩隧道御胎内(ようがんずいどうおたいない)』。
この洞窟が『ふじのくにエンゼルパワースポット』にも認定されている、ドキドキスポットなんです!
ふふふ、楽しく談笑しながらやって来ましたが、これから彼女をドキドキさせちゃうんだぜ。
「ただボコボコだけじゃないんだよ。実は洞窟の内部が人間の体内に似ているもんだから御胎内って呼ばれる
ようになったんです。中は真っ暗なもんだから懐中電灯は持参したほうがいいよ。あと、狭いもんだからね、
きれいな服で来ると汚れちゃうかもしれないから、動きやすい服装で来るといいわね~。」と受付のおばちゃん。
忘れてきた人のために貸し出しているというヘッドライトをレンタルし(50円)、いざ行かん!
「暗いんだってさ。怖かったら抱きついてもいいんだぜ?」というセリフは、この時にサラリと言うことにしましょう。
▲ 洞窟内に潜入!
あ、あれ・・・ちょ、こ、これ、怖くね?
という情けない言葉は男として言えないので、「大丈夫?オレの後、しっかりついて来いよ!」と彼女へ勇敢さを
アピール!
彼女じゃなくて、自分のほうがドキドキしてますよ。
洞窟は富士山の噴火で自然形成されたもので、入口から出口まで約68メートル。
内部を「父の胎内」と「母の胎内」に見立てた一本道になっています。
最初は「父の胎内」の小腸部から入っていき、最後は「母の胎内」の産道部から出る(産まれる)といった感じです。
洞窟内を進んでいくと、乳房石(にゅうぼうせき)なる石を発見。
どうやら出っ張っている石が女性の乳房に見えることから、その名が付いたらしい。
思わず鷲づかみをすると、後ろから突き刺さるような冷ややかな視線。
うん、速やかにキャッチ&リリース。
出口付近は産道だけに、かなり狭い!
彼女との距離もここで急接近?
「大丈夫?手、貸すよ?」なんて言ってみたり。
あ、別にいらない? え、邪魔だから早く出て? あ、そう・・・。
洞窟を出たら胎内神社で子宝に関する願い事をするもよし、受付でお守りを買うのもよしです。
「ここに来たら隧道(熔岩隧道御胎内)がメインだから見に来てほしいね!」と受付のおばちゃん。
いやぁ、なかなかドキドキするスポットでしたね~。
***
次のドキドキスポットは、『富士市中央公園』。
『ふじのくにエンゼルパワースポット』によると、クリスマスシーズン、この公園にあるカリヨン時計から流れる
曲を全て聞くと、幸せになれるらしい。
ベンチで一休みしながら肩を寄せ合いつつ、流れてくる曲に耳を傾ける。
「ねぇ、次はどんな曲が流れてくるんだろ。私、ドキドキするわ!」
「ふふふ、まあ落ち着きなよ。次はそうだね、きっと、君にピッタリの曲さ。」
くぅ~、最高じゃないですか!
▲ 公園を管理する富士市振興公社 渡邊勇太(わたなべゆうた)さん
「富士市中央公園は、芝生や季節の花々、色んな要素が楽しめる公園です。バラの時期になればバラ祭り、
夏になれば富士まつり等、イベントも開催しているので、市外に住んでいる方にも気兼ねなく来て頂ければ
と思っております。」と渡邊さん。
▲ バラが咲き誇る園内(写真提供:富士市振興社)と時計塔周辺の花壇を手入れする『富士市花の会』
「5月上旬にもなれば、たくさんのバラと桜が出迎えてくれますよ。」
公園内の花々は地域のボランティアの方達が丁寧に手入れをしているので、いつ見ても綺麗!
晩秋にも、秋バラが鮮やかに咲いていましたよ。
ベストシーズンは、デートスポットとしても、うってつけかも。
▲ 「寒いだろ、もっと近づけよ。」「いいわ、私、カイロ持ってるもん。」
これが噂のカリヨン時計。
「クリスマスシーズンだけ流れているというわけではなく、季節や時間帯によって流れる曲が変わるんですよ。
最初の曲は10:00に流れ、最後の曲は17:00に流れます。」と渡邊さん。
むむ、ということは幸せになるためには、7時間もこの公園にいないといけないというわけですね。
そんなに居たら、今よりももっとラブラブになっちゃうじゃないですか!
はっ、もしやそれが狙いなのか?!
▲ カリヨン時計から流れる『きらきら星』(上動画)
そうこうしているうちに、カリヨン時計から曲が流れ始めました。
あ、これは『きらきら星』ですね!
耳を傾けながら肩を寄せ合う2人(1人ですけど)。
「ふっ、いい曲だったね、君と聴けて良かったよ。」
「えぇ、私も。私も、あなたと聴けて良かったわ。」
そんな様子を見て、私の肩に黙ってグッと手を置く渡邊さん・・・。
季節の花々を散策し、どんな曲が流れてくるかドキドキするカリヨン時計。
休憩がてらに寄ってみるのもいいかもしれませんね!
***
ドキドキスポットに彼女を連れ出し、すかさずプレゼントと恋文を渡す。
我ながら完璧なプランが出来上がりました。
よっし、今からタイムスケジュールを考えておかねば!
※この記事は2014年1月に公開しました
『御胎内清宏園』
所在地 : 御殿場市印野1382-1
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TEL : 0550-89-4398
定休日 : 年中無休
入園時間 : 8:30~17:00(11月~1月は8:30~16:30)
入園料 : 150円
『富士市中央公園』
所在地 : 富士市永田町2丁目112
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TEL : 0545-55-3553(富士市振興公社)
定休日 : 年中無休
入園料 : 無料
駐車場 : 310台(無料)