アイスやチョコレート、アンコなど「抹茶味」と聞いたら必ず買ってしまう、私、ライターきゅう。
今日も朝から抹茶ラテを飲んで目を覚ましました。
そんな抹茶好きの私に、抹茶を練り込んだグリーンのシュウマイがあるとの情報が。
これは私が行くしかない!!と、藤枝市高柳の『割烹 ゑび寿亭』にやってきました。
地元密着の日本料理の店
藤枝市に店を構えて40年。地元に愛される、新鮮な魚と野菜を使った、日本料理のお店です。
割烹 ゑび寿亭の社長さん
柔和な笑顔で迎えてくれたのは、割烹 ゑび寿亭の社長さん。
サラリーマン時代、仕事先の京都・嵐山の景色とそこで食べた日本料理に感銘を受け、
サラリーマンを辞め、料理の世界に入ったのだとか。
静岡市の日本料理店で修行後、焼津で魚関係の仕事に就き、魚のノウハウを勉強。
40年前にこの店を立ち上げました。
早速、「お茶しゅうまい茶月夜（さづきよ）」について聞いてみましたよ。
市で行っている「農商工連携・6次産業化プロジェクト」により開発を始めたお茶しゅうまい。
10月に完成したばかりなんです！
地元の魚とお茶と野菜を使って、食べやすくて、健康に良いメニューが出来ないかと考えていて、
お店のメニューにあった「カニシュウマイ」をヒントにして作り始めたそうです。
※農商工連携・6次産業化プロジェクト…農林産業の需要拡大と地域ブランドの創出を目的に始められたプロジェクト
濃い目に溶いた抹茶を投入!
まずは、焼津産のイトヨリ鯛をすり身にします。調味料も入れ、大きなすり鉢で1時間程かけて
手作業で滑らかにします。手間がかかっているんですね。
「手作業でやると、コシが出て、味が行き届くんだよ。」と、社長。
ある程度すりあげて、炒めて冷ました玉ねぎのみじん切りを入れます。その後またすります。
ある程度すった後、抹茶を入れ混ぜると、みるみるグリーンになってきます。
抹茶は藤枝市岡部町の玉露の里の抹茶を使用。
色々な抹茶を試しましたが、茶葉は熱に弱く変色しやすいため、変色しない茶葉が見つからず大変苦労しました。
そしてやっと見つけたのが、蒸し上げた時に鮮やかなグリーンの色が変わらない玉露の里の抹茶でした。
滑らかになれ～
子どもからお年寄りまで食べられるよう、愛情を込めてすり上げているんです。
口どけ良く、柔らかい食感はこの作業で生まれるんです。
それにしても大きなすり鉢と太いすりこぎ！
90cm程の長さがあります。そのぐらいの長さがないとすりにくいのだそうです。
特注の皮
クロレラが練り込んである、シュウマイの皮。コレに包んで蒸し上げます。
うっすらグリーンの皮なんですよ～。蒸し上がるとどうなるのかな？
とろっとしたグリーンの餡
手際よくシュウマイの形に 成形。写真を撮るのも追いつかない程の早業です。
イトヨリ鯛の餡はとても柔らかいので、優しく扱います。
艷やかな餡に抹茶のお化粧！
餡の上にも抹茶の飾りを乗せ、蒸し器に乗せて蒸し上げますよ～。どんな味なんだろう？
ちょっとスイーツのようにも見えませんか？
出来上がり～！
蒸し器に入れて、約8分。ふんわり蒸しあがった「お茶しゅうまい茶月夜」。
美味しそう～。湯気が立ち上ってます。翡翠の様な透明感のあるグリーンが綺麗。
食べるのがもったいない。でもいただきますよ～！
お茶色の看板もステキ
茶月夜の看板の前でお上品に（？）いただきました。アツアツをハフハフ～。
イトヨリ鯛の旨味と甘み、プリンとした舌触りは新食感。
ほのかに抹茶の味も感じられ何個でもいけちゃいそう！お魚でヘルシーなので女性にも人気が出そうですね。
お茶しゅうまい茶月夜は持ち帰りも可能なので、藤枝土産にもいいかも！
のぼり旗の絵は…
のぼり旗の似顔絵は、何と社長さん。優しい笑顔がとってもよく似ています。
これからの夢を伺うと、お店の裏手に作った工房で、シュウマイ専門店を開くことだそうです。
健康的で美味しい、子どもからお年寄りまで食べられ、みんなが笑顔になるシュウマイを作っていくとの事。
また、近くに来たときにはシュウマイを食べに伺います！新作も期待してます。
※この記事は2013年12月に公開しました
『割烹 ゑび寿亭』
所在地：藤枝市高柳1丁目19番地5
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TEL：054-635-3392
FAX：054-635-3698
定休日：月曜日
営業時間：11：00～13：30（ラストオーダー）、17：00～21：00（ラストオーダー）
※お茶しゅうまい茶月夜・6個入り800円
