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火星人もビックリの世界遺産盛りでぇい! 

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「静岡の ご当地グルメ 頬張って 勇んで臨む 夏の富士かな」

富士登山の前には、ご当地グルメを食べて気力を満たして臨みたいですね。
皆さんこんにちは、ライターげんです。

『富士のふもとの大博覧会』で見つけたご当地グルメが気になって、『富士つけナポリタン』で有名な富士市に
やって来ました。
ここ富士市に、もう1つおいしいご当地グルメがあることを、皆さんはご存じですか?
それを求めて『どんぶり割烹 佐重(さじゅう)』にお邪魔しました。

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▲ 座右の銘は「あきらめない心!」、店主の石川敏夫さん

「待っていましたよ!」と明るく迎えてくださったのは、店主の石川敏夫さん。
私のお目当ては通称、富士みそ焼きそば
正式名称は『濃厚!ロブスターソース富士みそ焼きそば元祖!世界遺産盛り!(以下、富士みそ焼きそば)』。

「お客さんから名前が長いって言われたんだけど、せっかくだから頭に“火星人もビックリ”って付けようかな。」
と笑う石川さん。

「このビックリマークも正式名称なんですか?」と聞いてみると、
「そうだよ、このビックリマークで“濃厚”っていうことを強調しているんだ。食べればその意味が分かると思うよ。
まぁ、とにかくうまいんだよ!」と言い、早速準備に取り掛かっていただきました。

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▲ 秘伝の濃厚ダブルソース! 石川さん「秘伝だから秘密だよ!」

野菜と鶏ガラを13時間以上かけてじっくり煮込んだ濃厚スープに、ロブスターの頭でとった出汁がたっぷり
使われているスープを加えます。そして、秘伝のミソを投入し、3日間以上かけて作った贅沢な特製ソースは、
石川さん曰く「店の宝」。

その至高のソースを活かすのは、地元製麺屋に特注しているという平打ち麺。
「麺にソースがバッチリ合うんだ。」という石川さん自慢の組み合わせです。

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▲ 具材を投入すると、ジュワーッといい音が

鉄板の上には駿河湾で獲れた桜えび。
炒め物をさらにおいしくするという「海老油」を下地に作ります。

その上に、バサッと大胆にキャベツとねぎが乗せられ、肉かす、麺、そして秘伝のソースを加えて手早く焼いていきます。
「他の焼きそばは、よく水を使って焼いていくけど、ウチは秘伝のソースしか使わないから、グッと旨味が凝縮されるよ。」
という石川さんの言葉に、思わずお腹が鳴る私。

ジューッというおいしそうな音が耳をくすぐります。
早く食べたーい!

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▲ 2本のヘラでリズムを取りながら手早く焼く

数年前、某TV番組で「地元ご当地グルメを作ろう」という企画がありました。
試食対決に勝ったほうが富士市吉原のご当地グルメとして認定されるというものなのですが、
相手があの「富士つけナポリタン」でした。
その某TV番組で2008年ラーメンチャンピオンに認定されたラーメン職人の方とタッグを組み、富士みそ焼きそばを
作り上げ「富士つけナポリタン」に挑むも惜敗。

「富士つけナポリタン」は勝利を収め、街の顔として輝かしい座に君臨した陰で、富士みそ焼きそばは、じっと息を潜めて
しまいました。
「本当に悔しかったね。」と言う石川さんは、その悔しさをバネに、改良を重ねて今の形を完成させました。

「富士つけナポリタンに負けてられない!いつかは追いつき、追い抜いていきたいという気持ちで頑張っています。」

調理しているその様子からも気迫がビシビシ伝わってきます。

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▲ いよいよ完成! ここから富士山になります

手早く焼き上がった焼きそばを、トレイから食器へ移します。
「リピーターも多くて、例のえびせんみたいに、やめられない止まらないクセになる味だよ!」と石川さん。
富士登山を前にして活気をつけるために食べていくという方もいたそうです(登山に使う杖をお店に置き忘れていますが)。
ソースのいい香りが店内に充満して、たまりません。

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▲ シラスで富士山の山頂にかかる雪を表現!

シラス、ミソ、麺は静岡県産。静岡県のおいしさを、まるごと楽しめる焼きそばです。
「霊峰富士を食べて、体内にパワーを取り入れてほしいね。最近は富士山の形を模したものが多いけど、
どの富士山が一番うまいか食べ比べてみるのも面白いかもしれないね!」と石川さん。

インパクトのある形をしている富士みそ焼きそばですが、果たして味はどうでしょうか。

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▲ 「ん、これは・・・!」

「最初は、シラスと混ぜて一気に食べてください。」
シラスの雪を崩して、焼きそばと絡めます。

ズズズズッ!頬張った瞬間、口の中いっぱいに広がるエビの香り。
濃厚ソースと絡んだ、弾力のある平打ち麺は噛みごたえ抜群!
箸が止まらない、おいしさです。

ラジオ番組のコーナーで、富士みそ焼きそばが取り上げられていた時、
リスナーから「半熟タマゴを絡めて粉チーズをかけるとさらに美味しかった!」という情報が提供されました。
それを聞いた石川さん、やってみるとこれがうまい!
そんな食べ方もあるのかと驚いたそうです。

せっかくだから、半熟タマゴに粉チーズ、ガーリックチップをかけて食べてみました。
タマゴの麺との絡みも当然ながら、粉チーズとのコラボレーション、ガーリックチップの風味もまたうまい!
「まご茶漬けじゃないけれど、色んな味を楽しめるのも1つの魅力だね。」と石川さん。その通りですね!

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▲ 遠方の方にも朗報!家庭でも楽しむことができる(写真は5個パック)

「ぜひ全国の人達にも味わってほしい。」という石川さんは通信販売も展開。
ご家庭で気軽に、富士みそ焼きそばを味わうことができます。
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▲ 洋菓子の家mimiの宮坂さんも受け取りに

「おいしい!」という口コミが拡がり、話題沸騰中の富士みそ焼きそば。
この日は偶然にも、洋菓子の家mimiを営む宮坂さんが、注文した富士みそ焼きそばを受け取りに来ました。

「以前から気になっていて、食べてみたかったです。」と宮坂さん。
ぜひ、半熟タマゴを絡めて召し上がってください!

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 イベントにも積極的に出店!

「自分で“うめーな!”と思うものしか出しません。富士山が世界遺産に登録されることもあって、多くの人が遊びに来る
と思っています。富士市へ遊びに来た際、ついででもいいので、ぜひウチに寄ってほしいです。全国の人達に、
濃厚!ロブスターソース富士みそ焼きそば元祖!世界遺産盛り!を食べてもらって、元気モリモリになってほしい。」

「富士市定番のお土産、やがては静岡県定番のお土産になるといいなあ。」と石川さん。
富士山が世界遺産となった今、静岡県を代表するグルメになるといいですね。

霊峰富士を食して、元気モリモリのライターげんでした。

 

※この記事は2013年7月に公開しました

どんぶり割烹 佐重
所在地 : 静岡県富士市吉原2丁目6-3

大きな地図で見る
連絡先 : 0545-53-2805
営業時間 : 昼 11:30~14:00、夜 17:30~24:00
定休日 : 年中無休
URL : http://fuji318.jp/ec/sajyu/

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