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究極に美味しいごはんができるまで~最終回~ 

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綺麗な景色を眺めながら食べるご飯って美味しいですよね。
テラス席のある店では寒い日でも外で食べます。ライターゆっきぃです。

いつも何気なく使っている箸や器、私たちの生きるきるエネルギーとなっている食材を
自分で調達して、究極に美味しいごはんが食べることができたら最高!

というわけで、そんな願望を現実にするべく、箸・器・食材を探し求め静岡県内を巡っております。

第1回目の箸編ではヒノキを使ってMY箸を作りました。
第2回目「器編」では陶芸で白いご飯にピッタリなMY器作り、
第3回目の「米選び編」では5ツ星お米マイスターのいるお店へ行きお米を選び
第4回目の「具材調達編」では富士宮市特産の「ニジマス」をゲット。

これまでに調達したものを全て持参し、下田市の『加増野(かぞうの)ポーレポーレ』にやってきました。

究極に美味しい』であろう炊き込みご飯作りに挑戦!

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▲加増野ポーレポーレ

『杵塚養鱒場』で塩焼きにしたニジマスを持って加増野ポーレポーレに到着。
加増野ポーレポーレでは、かまどでご飯体験ができます!

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お世話になります! スタッフの富永則子さん

「いらっしゃい。今日は師匠を呼んでいます!いろいろ教えてもらってね。」と則子さん。

加増野ポーレポーレは、平成11年に地域活性化の為に作られた施設です。
かまどでご飯体験の他にも、石窯を使ったピザ作り体験、そば打ち体験、味噌作り体験などができます。

ちなみに、ポーレポーレっていうのはアフリカのスワヒリ語で「ゆっくり、のんびり」って意味なんだって。
すてきな言葉だね♪

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加増野ポーレポーレOG 小林百合子さん

則子さんが呼んでくれた師匠は、加増野ポーレポーレのすぐ近くに住むOGの百合子さんです。
今年83歳で曾孫もいるんだって。

「このかまどを使うのは今年に入ってから2回目だよ(笑)」と則子さん。
1回目は、防災訓練の時に、地元の子ども達と使ったのだそう。

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▲調理スタート!

お米のナツガ』にてお米の5ツ星マイスターの夏賀さんに選んでもらったお米(なつしずか)を約6合
量って釜へ入れるよ~。(通常は用意してもらえます。)

「この釜で二升炊けます。」と則子さん。
そんなにたくさん炊けるんですね!ビックリ!

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お米を研ぎます

素早くお米を研いでくれる百合子師匠。
やってもらってしまいました。
お米はあまり研ぎすぎないことが大切!

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水の量は手を入れて確認します

「昔の人はね、お釜に目盛なんて付いていないからこうやって手で水の量を量ったんだよ。」と百合子師匠。

きゃー、水がチベタイ(冷たい)!
手首のでっぱった骨くらいまで水を入れます。

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百合子さんは火熾し名人!

かまどへ釜をセットし、火を付けます。
「私がやると、うまく火がつかなくてね~。覚えとかなきゃ!」と百合子師匠の薪の組み方をノートに書き留める則子さん。

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▲おいしくな~れ!

釜へ醤油・酒・出汁・塩を入れて味付けをし、
ニジマスを2匹並べて蓋をします。

どんな風に炊き上がるのかな~。楽しみだ。

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火加減が大切だよ

「始めちょろちょろ中ぱっぱだよ。」と火の前に座り、薪の量を調節しながら、炊き上がるのを待ちます。

「嫁いだ時、姑に怒られながらかまどの使い方を教えてもらったもんだよ。」と笑う百合子師匠。
ごはんが炊き上がるまで約15分。蓋からモクモクと湯気が出てきた!

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できたぞー!

重たい釜をテーブルへ素早く移動させる則子さん。
果たして上手に炊き上がったのだろうか・・・

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▲炊けました~!

ふっくらとご飯が炊きあがりました。
ニジマスの香りと、醤油の香りがとってもいい感じ。

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アッチッチ!

炊きあがったご飯から1度ニジマスを外し、身をほぐします。
骨に付いた身をちょっとつまみ食い・・・うん。ニジマスうまい!

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ふっくらと混ぜるよ~

ほぐしたニジマスを再び釜へ戻し、ご飯と混ぜます。
ふっくら炊けたご飯がつぶれないように慎重に。

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ついにこの器(丼サイズ)を使う時がきた・・・!

手作りの器。裏には「ゆっきぃ」と名前を入れてもらってあるんですよ。おっしゃれー!
嬉しさで手が震えますが、割らないようにご飯を盛ります。

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▲盛り付けたよ~!

どうですか~!「ニジマス炊き込みご飯」が完成しました。
私でもやればできるんです!(※ほどんどやってもらった。)

黒い器の効果なのか、炊き込みご飯がとってもとっても美味しそうに見えますな。
早く食べたーい。

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パクっ!!

木を切って作った手作り箸に作りたてのニジマス炊き込みご飯をたっぷりとのせていただきます!
コンブを持参したのでこっそりトッピング。

むむむ!ニジマスの身がたっぷり入った炊き込みご飯。美味しい!
ご飯の味付けもバッチリだね♪

普段何気なく使っている箸や器。何気なく食べている米や食材。
1つ1つのありがたみを噛みしめながら食べるご飯は最高でした。

みなさんもオリジナルの「究極に美味しいごはん」食べてみたくなりました?
作ったご飯はみんなでおいしく頂きました。
次は何にチャレンジしようかな~。



※この記事は2013年12月に公開しました

『加増野ポーレポーレ』
所在地 静岡県下田市加増野481-3

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TEL    0558-28-0002
体験受付時間 9:30~15:30
お食事処    11:30~14:00
定休日      火曜日
URL       http://kazounopolepole.web.fc2.com/

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