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県民だより『地産地消レシピ』に同行取材23   

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月に1度、静岡県内で発行される『県民だより』には、県内の注目情報、旬な情報等々がいっぱい。

裏面にはいつもカラーで「おいしそうな1皿」の写真と、そのレシピが載っている。
本日(12/1) 発行、新聞折り込みで県内のみなさんに届いている県民だより。

この県民だよりの最終面に掲載されている産地消レシピにしずふぁん!!が同行取材。

今回はライターきゅうが、しずふぁん!!を代表して行って来ました。

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リストランテ プリマヴェーラ

イタリアに足を踏み入れてしまった?ここは日本?と疑いたくなりますが、ここは長泉町の駿河平。
リストランテ プリマヴェーラ』は、クレマチスの丘内・ヴァンジ彫刻庭園美術館に併設されたリストランテ。
庭園を眺めながら食事を楽しめます。
プリマヴェーラとは
イタリア語で「春」や「物事の始まり」を意味するんです。

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現代アーティスト 三嶋りつ惠氏の作品

入り口を入ると、ベネチアンガラスのオブジェが何気なく飾られていて、
見とれて取材に来たことを忘れてしまうほど。美術館のようです。

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総料理長の黒羽徹さん

キリッと素敵な出で立ちの黒羽さん。イタリアとスペインで6年間シェフとして腕をふるい、
その間、スペインの有名三ツ星レストラン「エル・ブリ」で修行も。
帰国後はここ「リストランテプリマヴェーラ」の総料理長を務めています。

この辺りの果物や野菜は、寒暖差や富士山の湧水により、しっかりした味が特徴。ヨーロッパとも似ているそうです。
お店でも自家菜園や契約農家からの新鮮な野菜を30種類ぐらい揃えていて、
同じブロッコリーでも数種類あり、料理によって使い分けをしています。
毎日、畑へ出て野菜をかじったりしながら味をみて、料理のレシピを考えているんですって!

採れたてにこだわり、摘み取ったら4℃の保冷車で運ぶので鮮度も抜群。
野菜をベースに、地元のあしたか牛や魚介を加えたメニューを提供しています。

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今回の食材は、するがの柿四ツ溝柿

四つに割れたように溝が入っていることから、四ツ溝柿とも言われています。
静岡県東部の愛鷹山麓(あしたかさんろく)が原産の柿で、長泉町の特産物です。
本来は渋柿なのですが、CO2(二酸化炭素)で渋を抜いてあります。

サクサクとした食感と甘みが特徴の柿。
意外と大きめでコロンと三角の形。ツヤツヤしていて美味しそう!どんな料理になるのかな?

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早速、調理開始!

するがの柿の皮を剥いて、小角切りにします。コロコロとかわいいダイス型。

ここで一口、するがの柿を食べさせてもらいました。サクサク食感で、甘~い!

煮たり、焼いたりもして試してみましたが、やはり生で食べる食感と甘みが1番美味しいです。」と、黒羽さん。
と、いうことは生で使うのですね。

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色とりどりの野菜も一緒に

するがの柿のほか、ニンジン、セロリ、ダイコン、カブ、キュウリを用意。野菜も全て同じ様に切って用意しておきます。
サラダ用に小角切りにしたものをイタリア語でマチェドニアと言います。

果物ということでスイーツだとばかり思っていました。野菜と合わせてサラダになるなんて、驚きです!

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コロコロと見た目も可愛い!

切ったするがの柿と野菜を器に盛って、あらかじめ冷蔵庫で冷やしておきます。
お気に入りの器に盛るのがポイントです!彩り良く盛りつけて下さいね。
それにしても、黒羽さんの手際のよさに見とれてしまいます。

ヨーグルト、白ワイン酢、レモン汁、塩・コショウを混ぜ合わせたドレッシングを上からたっぷりとかけます。
この時、コショウは多めにするとパンチが出て、さらに美味しくなるそうです。
新鮮なオリーブオイルをかけてもよいそう。今度家でやってみよう!

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最後の仕上げ

バジルを飾って、彩りも良く!
見た目だけでなく、香りも良くなり、一層するがの柿の味も引き立ちます。

外の景色とも相まって、芸術的一品が完成しました。

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するがの柿と旬の野菜の食感マチェドニアサラダ

カラフルでワクワクするような一品。野菜は好みの物を加えてもよいのだそう。
色々な食感や彩りを考えて、オリジナルを作ってみて下さい。

マヨネーズ、サワークリーム、生クリームを混ぜたドレッシングにすれば、
野菜嫌いの子どもも好きになるかも。」と、黒羽さん。子どもではない私も試してみたいドレッシングです。

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 うれしい試食タイムです!

サクサクしたするがの柿の食感、ピリッとしたコショウの辛味が、柿の甘みを引き立てています。
ヨーグルトドレッシングの爽やかさに包まれた野菜も、噛むほどに旨みが顔を出して、楽しいサラダです。

「このサラダをベースにしてツナや蒸し鶏、ハムなどを乗せても立派な一品料理になりますよ。」

なるほど。家でも色々にアレンジ可能なんですね。ツナを乗せたら、子どもも喜びそう。今度試してみよう!

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イタリアをゆっくりと感じられるライブラリー

ブックディレクター幅允孝(はばよしたか)選書のブックライブラリーがある空間。
イタリア料理とともに、イタリアの気質や文化などもより深く楽しめるよう、
日本
とイタリアとの関係性に着目した書籍が揃います。ゆっくりとくつろげそうです。

この空間にいる黒羽さんは、厨房での姿とはまた違った雰囲気です。

夢を伺うと、「野菜の色を生かした、青空市場をやりたい!」
この駿河平を都内や他県からも人が集ってくる場所にしたいという想いがあるそうです。

修行時代の経験で、マルシェ(市場)に来ているイタリアの子どもたちは野菜の事をよく知っていて、
よく
子どもに野菜の種類を教えてもらったのだとか。

日本の子どもたちにもそんな環境を作って、自然と食育につながるようにしていきたいそうです。

 

 

 

※この記事は2013年12月に公開しました

リストランテ プリマベーラ
所在地: 長泉町東野クレマチスの丘(スルガ平)347-1

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TEL:055-989-8788
定休日:水曜(祝日の場合は、その翌日)、年末年始
営業時間:ランチ11:00~15:00(13:30ラストオーダー)、ディナー17:30~21:00(19:30ラストオーダー)
URL:http://www.clematis-no-oka.co.jp

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