初めて買った原動機付自転車はYAMAHAのVINO CLASSIC(ビーノクラシック)です。
そして、それを今も乗りつづけている私、ライターすずが取材に伺ったのは、
磐田市にあるYAMAHA発動機株式会社の『コミュニケーションプラザ』。
以前、しずふぁん!!ライターOBが『ヤマハ掛川工場ハーモニープラザ』、『ヤマハミュージッククラフト』など、
音楽関係の施設を見学をしたことはありましたが、しずふぁん!!で発動機の取材に行くのは初めて。
バイク好きのライターいなとゆっきぃが「いいな~」と羨ましがる中、やってまいりました。
館長の伊藤さんにお話しを伺いしました。
「コミュニケーションプラザは、ヤマハ発動機および製品について知っていただき、楽しんでいただくことを
目的にしています。会議室やホールなどの設備もあり、お取引先様や海外からのお客様なども来館される
施設なんですよ。」
お話の通り、館内には一般の方や社員の方、関係会社の方と、平日なのにもかかわらず沢山の見学者の姿が。
「コミュニケーションプラザ1Fの中心スペースでは、初期のモデルと新型モデルを一緒に展示しています。
フロアの真ん中にあるのはヤマハ発動機の原点 YA-1(1955年)とVMAX(2009年)です。」
初期モデルと比較すると、デザイン以外にもタイヤの太さなど、いろいろな部分が変わっているのがわかります。
スノーモービルもあります。左からFX Nytro R-TX(2009年)、SL350(1968年)です。
バイクもそうですが、初期のモデルってシンプルでかわいいな、と思うのは私だけでしょうか?
40~50年前のものなのに、色使いやデザインがオシャレです。
左から PAS Ami(2012年)、PAS PA26-A(1993年)。
最近、電動アシスト自転車に乗っている人をよく見かけますが、新モデルの自転車はバッテリーも小さく、
電動アシスト自転車とはわからなそう。
どんどん進化しているんですね。
変わったデザインのバイクを発見。日本では滅多に見る事の出来ない海外モデルの展示もあります。
ライトの形も変わっていて、日本で乗っていたら目立ちそうですね。
ヤマハ製品をリアルに体感できるシミュレーターコーナーもあります。
マニュアルのバイクに乗るのは初めて!ギアチェンジのやり方などを教わり、運転をし始めると
耳元のイヤホンからはエンジン音が。映像を見ながらアクセルを回すと実際に走っているような感覚になります。
ちょっと怖かったけど、楽しく運転できました。公道はまだ無理かな。(免許もないしね)
歴史一覧
「2Fはヤマハ発動機の歴史と、特別展示のコーナーです。年表で、それぞれ製品の歴史が細かくわかるように
なっているんですよ。」と伊藤さん。
近くで見ると、バイクや船などの製品の写真も載っています。
宣伝用の旗
YA-1(バイク)発売当時に販売店に配布した宣伝用の旗には、まだ「日本楽器」の文字が残っています。(上写真)
なぜ楽器を作っている会社が、バイクなどの発動機を作るようになったのでしょうか?
「戦時中、ヤマハの工場設備は軍需工場として利用されており、航空機用のプロペラを製造していました。
戦後、この技術を生かし新たな事業への挑戦を始めたのが、今のヤマハ発動機の源流です。」
そういうきっかけだったんですね。バイクを作り始めたのが、戦後だったとは知りませんでした。
歴代の製品が勢ぞろい!モーターサイクルの生産モデルとレーシングマシン、ボートや船外機などのマリン製品、
自動車エンジン、スノーモビル、レーシングカートなど、創業から現在に至る歴代の製品が展示されているエリア。
展示製品の多くは動体保存(稼働できる状態で保管)されています。
他にも、企画展コーナー、プラザライブラリー、プラザカフェなどのコーナーがあります。
ツーリング仲間でコミュニケーションプラザを見学に来る方も多いんだとか。
予約なども必要なく、誰でも気軽に見学ができるところが嬉しいですね。
【裏話】
実は発動機と楽器のYAMAHAのロゴは、ちょっとだけ違うんですよ。
どこが違うのかは、自分の目で確かめてみてね。
、
、
、
、※この記事は2013年7月に公開しました
ヤマハ発動機株式会社 『コミュニケーションプラザ』
所在地:磐田市新貝2500
大きな地図で見る
TEL:0538-33-2520
定休日:第1、3、5土曜日、日曜、他(HPでご確認ください)
営業時間:平日9:00~17:00第2・第4土曜日10:00~17:00
入館料:無料
HP:http://www.yamaha-motor.co.jp/