私がまだ小さい頃、実家ではお米作りをしていました。
田んぼに行って夏にはオタマジャクシを採り、秋にはトンボを採るのが楽しみだった自称野生児ライターゆっきぃです。
いつも何気なく使っている箸や器、私たちの生きるきるエネルギーとなっている食材を
自分で調達して、究極に美味しいごはんが食べることができたら最高!
というわけで、そんな願望を現実にするべく、箸・器・食材を探し求め静岡県内を巡っております。
第1回目の「箸編」ではヒノキを使ってMY箸を作りました。
第2回目「器編」では陶芸で白いご飯にピッタリなMY器を作ってきました!
今回は静岡県産のうまい米を求め、御殿場市にある『お米のナツガ』へやってきました。
いつもスーパーでお米を買っていたので、お米屋さんでお米を買った経験がないワタシ。
ドキドキ、ワクワクしながら店内へレッツゴー!
店内には、北は北海道から南は九州まで、さまざまなお米が並んでいます。
たくさんの種類があるから自分1人で選ぶのはちょっと難しいよね。
う~ん。困ったな~、どれにしようかな。
昭和21年から店を構えている「米の専門店」お米のナツガ。
3代目の貞次さんに色々と教えてもらいます。
「おいしいお米を食べてもらいたい!」と、お店に置くお米は全て貞次さんが選んでいます。
なんと、貞次さんは、「五ツ星お米マイスター」という「日本米穀小売商業組合連合会」認定の資格を持った
お米選びの達人!奥さんも「三ツ星お米マイスター」の資格を持っています。
お米のナツガでは、専門的な知識を用いて、お客さんの要望、好みに合ったお米選びのアドバイスをしてくれるのです。
貞次さんは、食育の一環として、市内などの小学校の子ども達に講師としてお米についての授業も行っています。
お米マイスターとは・・・お米に関する専門職経験がある人のみに受験資格がある、お米の博士号とも言える資格
「ちょうど新米が出始めてきたところで、早場米(はやばまい)という早い時期に収穫できるお米の1つで、
なつしずかという品種のお米があるよ。」
どれだ、どれだ?
「このお米(なつしずか)は、あまり粘りがなく、サッパリしていて夏にピッタリ。甘味があってとっても美味しいんだよ。」
と貞次さんが教えてくれました。
現在、静岡県西部地域だけで作られていて、生産量がまだまだ少ないという貴重なお米。
ネーミングも「なつしずか」と「なつが」なんだか似ているよね(?)
貞次さんも気に入っていて、毎年仕入れているのだそうです。
お米のネーミングって意外に面白いものがたくさんあるよね。
「森のくまさん」というネーミングの熊本県産のお米もあるらしい・・・気になるー。
私が見慣れているのは白い米だけど、なんだか茶色っぽいな。
「玄米のまま売っていて、店頭で精米しています。」と貞次さん。
1㎏ずつ量り売りなので、色々な種類のお米を試せちゃうね。
なつしずかの玄米を精米機へ入れます。
店頭で好みの精米加減(1分/3分/5分/7分づき~最上白・無洗米)にしてくれるので、
普通の白米より栄養価の高い玄米のままでもよし、分づき米にしてもよしです。
今回は白米に近いくらいで精米してもらいます。
透き通るように真っ白なお米が精米機から出てきました!
精米したてのお米はホカホカしていて、やさしい香りがふわっと広がります。
「精米したてのお米の味は、剥きたてのリンゴと一緒で鮮度が命!一味違いますね。」と貞次さん。
土鍋ごはんの炊き方を教えてもらいました!この紙を参考にお米を炊いてみよう。
お米は洗いすぎると旨味が全部流れてしまうので、お米の研ぎすぎには注意。
2~3回水を換えながら研ぐくらいで充分なのだそう。
いつも水が透明になるまで一生懸命研いでいたけど、それはどうやらもったいない事をしていたようです。
「うまい!と思うお米は人それぞれだけど、お米によっていろんな特徴があるので、
好みや用途にあったお米を選んで使ってみて欲しい。」と貞次さん。
素敵な言葉をスケッチブックに書いてもらいました。
貞次さんにアドバイスをもらいながら自分で選んだお米。
なんだか愛おしくなっちゃいますね。
早く食べたいな~。
次はいよいよご飯の上に乗せる具を調達しに行っちゃいますよ~!
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、※この記事は2013年9月に公開しました
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『お米のナツガ』
所在地 静岡県御殿場市川島田171
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TEL 0550-82-0327
営業時間 9:00~19:00
定休日 日曜日
URL http://natsu-kome.jimdo.com/
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