今まで食べたものの中で1番大きかったものは、まさかの鯛焼きでした、ライターげんです。
結局その時は食べきることができず、少しの悔しさ抱きました。
そんな時、ビッグサイズでお得なご当地バーガーがあると聞いて、焼津市(旧大井川町)にあります
『焼津ブラジルフレッシュ』にやって来ました。
今度こそ、食べきってみせますよ!
『焼津ブラジルフレッシュ』は2008年創業。
中に入ると、ハンバーガーだけではなく、肉や菓子、飲み物等が売られていますよ。
日本ではなかなか見かけない食べ物や飲み物が売っていますので、店内を探索するのも楽しいですね。
目的は、ご当地バーガーの『大井川(おおいがわ)バーガー』。
2008年11月1日、大井川町は焼津市に編入しました。
「大井川」という名が無くなってしまうことを憂えたユミカさんが、
何か名を残せないかと思案して開発したのが、大井川バーガーです。
旧大井川町の宣伝を兼ね、大井川港に水揚げされた桜えびを使用しています。
発案から何度も試作をし、およそ半年を経て、店頭販売となりました。
早速、大井川バーガーを作ってもらいました。
「もともと桜えびが好きで、家でパスタなど色々な料理に使っていました。」とユミカさん。
アイデアの段階で、桜えびをハンバーガーに使おうと思ったのは、そういったこともあってのこと。
「出来たての大井川バーガーは、桜えびの食感がパリッとしていて、おいしいですよ。」
ハンバーガーに桜えびという組み合わせは初耳。
期待と空腹感が入り交じります。
肉と同時に、パンを鉄板でこんがりと焼き上げます。
パンの上に桜えびを乗せ、特製ソースとマヨネーズを絡めたものを大胆にかけます。
特製ソースには何が入っているのか気になって尋ねてみたところ、
「それは秘密!」と笑いながら返されてしまいました。
う~ん、気になりますねー。
「外国の人にも、日本の人にも、どちらでもおいしく食べられるように、あまり塩を使わない調味料の配合に
気を遣いました。」とユミカさん。
パンに肉と焼津産のレタスを挟み込み、大井川バーガーの完成です。
写真では伝わらないかもしれませんが、高さが缶コーヒーと同じくらいのビッグサイズ!
日本人にも、外国人にも大人気なのだそうです。
松村さんはブラジルフレッシュに通って、かれこれ5年。
ハンバーガーと店に来る人達との交流を楽しんでいます。
「ブラジルでは食肉は牛肉が一番食べられているらしく脂身が少なく赤身がほとんどの筋繊維が密なのが特徴。
このハンバーガーに使われている肉も濃厚な味わいでありながら胃には軽いんです。」と、やけに詳しい松村さん。
松村さんはサッカー好きが高じて言語に興味をもち英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語などを学習した
そうで本人曰わく「どれも、ある程度は話せるけどペラペラまではいかない中級位の習得度」とのこと。
そんな松村さんも大井川バーガーを食べると、「この桜えびが特製ソースに合っておいしい!
この特製ソースが桜えびの味と食感を活かしていますね。いやぁ、おいしい!」と大絶賛。
顔のサイズとほぼ同じという大きさ。
頑張ってかぶりついてみると、レタスのバリバリッという気持ちの良い食感。
そして、すぐに口に広がる桜えびと濃厚な特製ソースの深みのある味が。
まさに、桜えびの風味を存分に活かした味付けです。
さらに食べ進めていくと、今度は溶けたチーズも加わっていきます。
これはクセになりますね。
「ガラナ」という果実を使った、ブラジルではポピュラーな飲み物も、サッパリしていてハンバーガーに合います。
大井川バーガーは単品で480円。ポテトと飲み物がセットで580円とお得。
たまたま昼食を食べに来ていたアントニオさんも一緒に食事をすることに。
「ブラジルではこれが普通のサイズですよ。もっと大きいハンバーガーもありますが、そんな時は手で食べる
ことができませんので、フォークとナイフを使って食べていきます。」とブラジル出身のアントニオさん。
これが、ブラジルでは一般的なサイズなのか!
でも、こんなに美味しかったらペロリと食べられちゃいますね。
食事をしながら、仕事の話や文化の話など色々な話をして、楽しい一時を過ごしました。
「在日の外国人との交流の場になればいいなと思います。それで、もっとお互いの文化を知ってもらえれば。」
と、ユミカさん。
おいしいご当地バーガーを食べながら、異国の文化に触れてみるのも楽しいですよ。
※この記事は2013年9月に公開しました
『焼津ブラジルフレッシュ』
所在地 : 焼津市相川1294-1
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TEL : 054-662-1995
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00 ~ 21:00
駐車場 : 店舗前
URL : http://brazilfresh.jp/