月に1度、静岡県内で発行される『県民だより』には、県内の注目情報、旬な情報等々がいっぱい。
裏面にはいつもカラーで「おいしそうな1皿」の写真と、そのレシピが載っている。
本日(6/30) 発行、新聞折り込みで県内のみなさんに届いている県民だより。
この県民だよりの最終面に掲載されている地産地消レシピにしずふぁん!!が同行取材。
今回はライターげんが、しずふぁん!!を代表して行って来ました。
▲ 下田駅前の横断歩道を渡ってすぐにあります！
伊豆急行線「下田駅」前の横断歩道を渡って右手側にある、『スペイン料理MINORIKAWA』。
落ち着いた雰囲気の外観。
▲ 店主の御法川輝雄（みのりかわあきお）さん
レシピを紹介してくれるのは、スペインの三ツ星レストランで腕を磨いたという御法川輝雄さん。
数ある料理の中で、なぜスペイン料理を志したのか聞いてみると、
「実はもともとフランス料理をやろうとしていたんですよ。」と御法川さん。
え?! では、なぜフランス料理からスペイン料理に転向したのでしょうか。
▲ 玉ねぎなどの具材を切っていく
「上京してからはアルバイトでスペイン料理店に勤めていたんですけど、やっているうちに、簡潔な調理法で
おいしい料理が食べられるスペイン料理の魅力に惹かれてしまって。」と御法川さん。
目指す方向を変えるというのは、きっと勇気が必要ですよね。
御法川さんをそこまで夢中にさせたスペイン料理。
今日は、「天城軍鶏（あまぎしゃも）のパエリア（パエジャ）」を作っていただきます。
「パエリア（パエジャ）は、稲作の盛んな、スペインのバレンシア地方で生まれた家庭料理です。
具材に使う天城軍鶏は、噛むほどに味わいが増すしっかりした肉質で、鶏本来の歯ごたえを感じることができますよ。」
今から食べられると思うと、生唾ゴクリです。
「ちなみに、この料理は paella と発音するのですが、これをカタカナで表記すると、 パエジャ もしくは パエリャ に
なります。パエリアを作る鍋が パエジェラ と呼ばれ、そこに由来しているんです。日本では パエリア という言い方が
浸透していますが、本当は違うんですよ。」と御法川さん。
へぇ、そうだったんだ！ スペインでもパエリアと言えば、伝わるかと思っていた私。
1つ賢くなりました。
▲ この写真だけでご飯がいけそう
鶏肉、玉ねぎをどんどん切っていき、パエリア（パエジャ）鍋へ入れていきます。
ご家庭では、フライパンが最も近い形状なので、普段使っているフライパンを使用すると良いとのことでした。
見ているだけでおいしそう！
▲ パプリカ等を入れて彩り鮮やかに
鶏肉、玉ねぎは香ばしいきつね色になるまで弱火で炒めます。
調理に砂糖は使いません。
そのかわり、玉ねぎを炒めることで甘みを出しています。
▲ 頃合いになったらお米を入れる！
炒めたものの中に鶏出汁を入れ、強火にし、お米を洗わずに入れます。
（新米は水分が多いので、古米を使うといいようです）
そのまま強火で2〜3分。
その後は弱火にして、蓋かホイルをかぶせて約15分蒸します。
▲ おいしそうなパエリアの完成！
「パエリア（パエジャ）に入れる具材は基本、何でもいいです。
鶏肉は味がよく出て、具材としてパエリア（パエジャ）に合うと思うので使っています。」と御法川さん。
また、お店では地元伊豆のものを使って調理したいという思いから、鶏肉は天城軍鶏（あまぎしゃも）を使っています。
家庭では、色々な具材を試してみると面白いかもしれませんね。
▲ レッツ試食タイム！
レモンを絞って、パクッ！
う～ん、うまいっ！
それぞれの素材が米と絡み合っておいしさを引き立てます。
家庭でもレモンをアクセントとして添えてみると、よりおいしく食べられるかと思います。
「これからも地元のものを使って、おいしい料理を作っていきます。」と御法川さん。
伊豆の食材とスペイン料理のコラボレーション。
今度はどんな料理が出来上がるのでしょうか？楽しみですね。
・※この記事は2013年6月に公開しました
【県民だよりインターネット版】
URL： http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-110b/
「県民だより」が電子ブックとなって、パソコンやスマートフォン携帯、タブレット端末で読むことが可能となりました。
閲覧方法などは県のホームページ
（URL: http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-110b/ebook.html）をご覧ください。
『スペイン料理MINORIKAWA』
所在地 ： 静岡県下田市1丁目1-12
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連絡先 ： 0558-27-0806
営業時間 ： 17：30～22：00（最終入店） 20：30～バルタイム
定休日 ： 木曜日
URL ： http://minorikawa.mesi.jp/
