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見て触れて親しむ、島の水族館  

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身近にあっても行ったことのない名所ってありませんか?
こんにちは、ライターげんです。

自分にとっては、『あわしまマリンパーク』がその1つ。
早速、遊びに・・・いえ、取材しに行きましたよ!

1
▲ 淡島までは船に乗ってすぐ!

『あわしまマリンパーク』は淡島(あわしま)という島にあるので、チケット売り場で入園料込の切符を買って、
船に乗って目の前に見える島へ渡ります。
船は15分おきに運航しているから、あまり待つことはありません。

船に揺られること、約2分。
船着き場に到着すると、目の前があわしまマリンパークです。

2
▲ あわしまマリンパーク 館長 佐藤 充(みつる)さん

ここは一体、どんな所なんでしょう?

「あわしまマリンパークは、体感できる、触れることができるが魅力的な、動物を身近に感じられる水族館です。
日本一深いと言われる駿河湾に生息している、地元の人達も知らないような深海生物を見ることができたり、
実際に動物に触れることができたり、淡島周辺のことを楽しみながら知ってもらえる、学んでもらえる観光施設です。」

館長のオススメは、アシカやイルカ達が織りなす楽しいショー。
「とにかく見てもらえれば分かるんじゃないかと思います。また、ショーの合間に、島の散策をするのもいいですね。
季節ごとに色んな鳥を見ることができるので、バードウォッチングをしながら回って行くのも私のオススメです。」

3
▲ 色んな動物を見ることができる

「動物との距離も近いですが、お客さんとの距離も近いです。水族館っていうと、動物の顔を見ることはできても、
飼育している人の顔ってなかなか見ることってできないと思います。あわしまマリンパークでは、飼育スタッフが
そこら辺をウロチョロしています(笑)。 もし、何か疑問でもあれば、些細なことでも構いませんので、
お気軽に尋ねてもらえれば嬉しいですね。」

運がよければ、動物達の世話をしている様子が見られるみたいですよ!
もしかしたら、裏話なんかも聞けるかも。
4
▲ ナマコ、初・体・験!

実際にウニやナマコ達に触れることができる、体験スペースです。
決まった時間に来れば、スタッフの方から正しい触り方や驚きの生態など、色んな話を聞くことができますよ。

初めてナマコに触りましたが、これがまたなんとも言えない感触で!
スタッフの方曰く、「最初は触るのをためらいますが、1度触ってしまえば病みつきになる人も・・・!」
いまだに、あのプルプル感が忘れられません。

CIMG3446
▲ アシカの楽しいショー

ナマコに触っていたら、「まもなくショーが始まります。」というアナウンスが。
屋外にあるプールに行くと、可愛いアシカ達が芸を披露していましたよ!

あわしまマリンパークのショーは、実は全てアドリブ。プログラムがありません。
動物達の表情や機嫌などを見て、司会の人が次に何をやるか、その場で決めて言うんだって!

6
▲ アシカ・アザラシ担当の飼育員 松岡幸介さん と 相方のアシカ まーる君

もともと動物好きだったけれど、家でペットを飼うことができなかったという松岡さん。

「それでも何か動物に関わることができないかなぁって考えていた時に、どうせやるなら家で飼うことができないような
動物に関われればいいなと思いました。今思えば不純な動機ですよね(笑)。それで、その道を勉強していく中で
(水族館での)現地実習があったのですが、そこでこの子達の魅力を知ったんです。」

アシカやアザラシのコミカルな仕草にノックアウトされた松岡さんは、そのまま「あわしまマリンパーク」の飼育員に。
しかし、最初は動物達に自分の想いをうまく伝えられず、頭を悩ませていました。

 

5
▲ 「人間も動物も楽しくがモットー!」 

「今では、漫才師の相方みたいな存在ですけどね。初めて想いが通じた時は嬉しかったなぁ~。」と笑います。

松岡さんが1番辛く思うのは、動物が体調を崩した時。
だから毎日顔を合わせて、その動物の「普通」を知ることが大切なんだそうです。

7
▲ 日本一のカエル館

アシカショーを楽しんだ後は、別館の『カエル館』にやって来ました。

世界各国に生息している、60種類以上のカエルを見ることができるのですが、この数。
カエルを扱う施設としては、日本一!
わざわざカエル館に来るためだけに、全国各地からお客さんが訪れているようです。

8
▲ 両生類担当の飼育員 八木忠孝(ただたか)さん と 八木さんオススメの フタイロネコメガエル

「短期間の企画展としてカエルの展示をしていたのですが、お客さんから好評をいただいて、
延長、延長とやっているうちに、別館として継続することになったんです。」

館内を見て回ると、石ころと間違えてしまうようなカエル、触れただけで危険という猛毒を持ったカエル、
ここでしか見ることが出来ない、なかなか手に入れることが難しい稀少なカエルなど、様々なカエルがいました。
9
▲ へぇ~と驚くカエルもここに!

「カエルは、イルカやアザラシなどと比べれば、マイナーな動物ですから、病気の症例が少ないですし、
生態もまだ分かっていないことが多いんです。でも、だからこそ飼育のしがいがありますし、繁殖に成功した時は
やっぱり嬉しく思いますね。カエル飼育の先駆者となれるよう、日々調査、勉強をしています。」

身近にいてもじっくり見ることがなかった、カエル。
こんなに色んな種類のカエルがいたんですね!
10
▲ 華麗なイルカのジャンプ

カエル館を出て水族館へ戻ってみると、屋外でイルカショーをやっていました。
イルカショーなんて久々に見るなぁ~・・・。
空高く飛び上がっている姿に見とれ、自然に口が開いてしまいます。

11
▲ 「今日も愛妻弁当です!」 イルカ担当の飼育員 山本裕樹(ゆうき) さん

イルカの飼育に携わって6年半という山本さんへ、以前から抱いていた疑問をぶつけてみることに。
皆さん、それぞれ自分担当のイルカって、どうやって見分けてるんですか?

「ははは、イルカも人間と一緒でね、全然顔が違うんだよ。尾びれに付いている傷や口先の形なんかも特徴があるし。
僕らなんかはこの道入って1週間以内に完全に区別できるようにしんと。「あれ、○○ちゃんですよね?」って言って
違ってると、先輩から「お前、何言っとんねん。」ってマジ顔で怒られますよ。」と笑う山本さん。

「ほら、あれが○○ちゃんで、そっちの背びれが赤っぽいのが○○ちゃん、それで・・・」と指を向けて説明してくれました
が・・・すみません、違いが分かりませんでした!

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▲ 「まだまだ彼らから勉強することは多いです。」

「やっぱり何でも人間と一緒なんですよね。気持ちも一瞬、一瞬で変わるし。ショーでもトレーニングでも彼ら彼女らの
気持ちを汲んで接していかないと。会話ができれば簡単なんだけどねー。」

一方的に動物達に芸を押し付けても、振り向いてはくれません。
毎日少しずつ、少しずつ距離を縮めていくんですね。

「皆さんには、(あわしまマリンパークの)生身のショーを見に来て欲しいなって思います!
それぞれ色んな個性を見ることができて面白いですよ。
あと、それとは全く関係ないですけど、動物達が変な物飲み込んじゃったら大変です。
海はゴミ箱じゃないです!・・・あ、これ記事に書いておいてもらえます?」

書いておきました!

12
▲ 千葉県から遊びに来た中川ファミリー

紅葉を散策しながら、近くで珍しい所はないかと探して、あわしまマリンパークに来たという中川ファミリー。
「(アシカとイルカの)ショーがすごかった!ジャンプとかいっぱいしてて!」と子ども達。
大満足な様子で帰りの船に乗っていきましたよ。

動物達を身近に感じることができる、あわしまマリンパーク。
家族で楽しんでもよし、カップルで行ってもよし、1人で味わってもよし!

次は誰かと行こうかな?

 

※この記事は2014年1月に公開しました

あわしまマリンパーク
所在地 : 静岡県沼津市内浦重寺186

大きな地図で見る
TEL : 055-941-3126
定休日 : 不定休(HPの休園日を参照)
営業時間 : 9:30~17:00(最終入園15:30)
駐車場 : 有(500円)
HP : http://www.marinepark.jp/

 

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