ちょっと重い物を持ったら腕を痛め、軽く運動をすれば筋肉痛が。
完治するのにしばらく時間がかかってしまう、ライターげんです。
運動不足が原因かな? これは、山へハイキングに出かけてみなければ!
勇んで進むは、静岡市葵区の山間部。
おや、こんな所に小屋があるぞ。
▲ 緑に囲まれた山間部にある『水見色(みずみいろ)きらく市』
『水見色きらく市』(以下、きらく市)というこの場所には、地元産の手作りの食べ物があるらしい。
これは入ってみるしかない!と、本来の目的を忘れてきらく市へ駆け込む私。
▲ 勝山啓子さん、中川光枝さん、鈴木ヒロ子さん、渋川康子さん(左から)
「よく来てくれましたね~。」とスタッフの皆さんが温かく迎えてくれました。
平成19年(2007年)11月にオープンしたという『水見色きらく市』。
平成16年(2004年)、ある大学のワークショップで、「水見色の良い所を探そう!」というテーマで村人たちが
村の良い所マップを作りました。
それを見て、将来的に水見色に何が欲しいか考えたところ、「農産物の加工所があればいいね。」と思いました。
「それじゃあ勉強がてらに、やってみようか。」と有志を募り、始めたのが水見色きらく市だったのです。
「メニューは全部イチから考えて作っていますよ。」と勝山さん。
数ある手作りメニューの中で、気になった「味噌カレー」を注文してみました。
「この味噌カレーはね、隠し味に味噌を使うんですよ。メニューに書いてあるから隠せてないけどね!」と笑う中川さん。
「はっはっはっは!」と調理場が笑いで満ち溢れます。
カレーに味噌とは、これいかに!
「味噌は地元に伝わる製法をアレンジした、きらく市特製!もちろんここで作っていますよ。普通の味噌よりも
米麹の割合を増やしていて、塩分を少なく、甘みのある味噌にしています。」と勝山さん。
きらく市特製味噌は、単体でも売っています。
「キュウリとかに付けて食べてみると、おいしいと思うよ。」と中川さん。
なんと都合よく、目の前にキュウリが!(用意してもらいました)
カレーを食べる前にキュウリをバリボリ。
味わいながら食べていたつもりでしたが、あっという間にキュウリは無くなってしまいました。
この味噌カレーは、静岡市の産学交流センターの人が
「地元のものを使ってカレーを作ってみては?例えば味噌とかで。」と提案をして生まれました。
「作ってみたらね、くどくなくて(味が濃くなくて)美味しかったんだよ!」と中川さん。
きらく市特製味噌を混ぜた特製カレールーを、地元産赤米の上にたっぷりとかけ、さらにその上に地元産の
揚げた野菜をまるごと乗せていきます。
もうお腹はペコペコです!
「地元の野菜を丸ごと使っている、手作りの温かいカレーっていうところが魅力です。」と勝山さん。
「外にある四阿(あずまや)で食べると、もっと美味しく感じるよ!」と中川さんに教えてもらったので、外へ移動!
移動している間も、カレーの美味しそうな香りが鼻をくすぐります。
きらく市のお父ちゃん達が作ったという手作りの四阿に行くと、たまたま遊びに来ていた3人が味噌カレーを
美味しそうに食べていました。
味を聞いてみると、口を揃えて一斉に、「超うめぇぇーっ!!」。
とびっきりの笑顔でグーサイン!
相当おいしのでしょうね。
早速、私もパクリ。
子ども達に便乗して「超うめぇぇーっ!!」と叫ばずにはいられませんでした。
地元産の手作り野菜を丸ごと味わえ、きらく市特製の味噌を使った香ばしいカレールー!
弾力のある赤米に、たっぷりと漬かった漬物もおいしい。
カレーにこだわりのある私にも、両手を挙げて二重丸の温かみを感じる手作りカレーでした。
▲ 芝生も地元の中学生達が苗から育てたものなんです! オール手作りですね
「今に忘れられた昔のよさ、田舎暮らしの良さを子ども達に伝えていきたい。」という勝山さん。
水見色きらく市では、地元農産物加工品のほか、水鉄砲作り、漬物教室、流しそうめん、茶摘み体験など
水見色に触れることができる体験ができます。
「とにかく来てくりょ! だね。」と中川さん。
水見色のお母さんたちの温かみを感じた、素晴らしい1日でした。
※この記事は2013年9月に公開しました
『水見色きらく市』
所在地 : 静岡市葵区水見色808-1
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連絡先 : 054-279-0766
営業時間 : 9:00~16:00(4月~9月は、17:00まで)
定休日 : 火曜、第1・第3木曜
駐車場 : 店舗前
URL : http://mizumiiro.eshizuoka.jp/